くらしの基礎知識 No.0161 ◆◇◆ 2008/08/25
くらしの基礎知識 No.0161 ◆◇◆ 2008/08/25
●本日のメニュー
1 くらしのキーワード グリーンIT
2 くらしの基礎講座 マネーセンスを磨く[センスを磨く
身近な資産『自家用車の見直し』
● くらしのキーワード
《グリーンIT》
地球温暖化の問題によって車や家電製品でもいかにCO2を出さないように
するかを考えた商品が選ばれるようになってきています。
当然パソコンなどのIT機器でも消費電力をいかに削減するかの取り組みが
なされています。
グリーンITとはパソコンやその周辺機器(通信機器、サーバー等も含む)
の消費電力削減に関する取り組みをいいます。
とくにCO2排出量の増加が最も高いのが企業等で使用される業務用です。
企業では何百台のサーバーやたくさんのパソコン、プリンター等のIT機器が
使用しています。これらの消費電力を削減することが課題となっています。
とりくみとしては3つあり、一つがIT機器の省電力化、2つめがIT(生
活、産業)で使用するエネルギー消費を削減すること、3つめがIT機器の3
R(削減、再使用、再資源化)を勧めることです。
日本では経産省が推進をしており、2008年にはフォルダー「グリーンI
T推進協議会」が設立され、IT関連企業や業界団体を中心として活動が始ま
っています。
●くらしの基礎講座
《マネーセンスを磨く 身近な資産『自家用車の見直し』》
昨年秋から続く原油や穀物の高騰による物価上昇は、家計に大きな影響を与え
ています。みなさんのご家庭では、小さな工夫を重ねながら、食料品や生活必
需品の値上げに対応されていることでしょう。
しかし、食料品の節約には限界があります。食べ物は、私たちの健康に欠か
せないものですので、質を落としてまで節約することは、お勧めできません。
そこで今回は、身近な資産『自家用車の見直し』を考えていきます。
自家用車を持っていると、確かに便利です。しかし、車は購入後もたくさん
の経費がかかります。 毎年の自動車税、任意保険料、2年ごとの車検。そして
ガソリン代やオイル代。タイヤも古くなると危険ですので交換が必要です。さ
らに、車ローンを組んでいる人は、その利息も支払っていかなければなりませ
ん。
そこで、燃費のいい車に乗り換える方法もあります。さらに、自家用車に変
わる新しい暮らし方も考えられます。通勤を公共交通機関に切り替えたり、ど
うしても必要な時だけタクシーを利用して、その他は自転車に乗る。省エネに
もなりますし、 いい運動にもなります。 風を切りながら、街をウォッチング
(watching)するのは楽しいものです。また、家族のレジャー等は、レンタカー
を利用するのもいいですね。今後は、カーシェアリングの便利な使い方も検討
されていくことでしょう。
物価上昇への対応、温暖化や化石燃料の枯渇問題、さらに健康の面からも、
車に頼らない暮らしは、今後益々注目されていくことでしょう。私たちの価値
観の転換とライフスタイルを見直すことで、車に頼らない社会を考えていきた
いと思います。