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ハロー!株式 2009/02/27 朝刊

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             ◎ ハロー!株式 ◎        09/02/27 朝刊

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おはようございます。aquaです。

  = 半値八掛け二割引 =

 株価が大きく下げた時、「どの程度まで値下がりしたら買っていいのか?」、
判断に迷うことがあるかと思います。この辺りまで値下がりしたら、目をつぶっ
てでも買っていいのではないかという一つの目安が「半値八掛け二割引」です。

 つまり、株価が高値から半値まで値下がりし、さらにその八掛けの水準まで下
がり、そこからさらに二割値下がりしたところが買い場という訳です。

 仮に、2000円の高値を付けた銘柄を例にとりますと、その半値は1000
円。1000円の八掛けは800円。800円からさらに二割を引きますと64
0円となります。つまり、2000円の高値を付けていた株が大きく下げた場合、
640円まで値下がりすれば底値圏で、そろそろ買い場ということになります。

 もちろん、「半値八掛け二割引」の水準まで値下がりしなければ底入れしない
とか、どの銘柄もこの水準まで値下がりするとか、この水準よりも下がらない、
という訳ではありません。あくまでこの程度まで値下がりすれば「そろそろ買い
場」とという一つの目安です。

 ちなみに、日経平均株価は1989年12月末の3万8915円をピークに大
きく値下がりしましたが、その「半値八掛け二割引」の水準は1万2452円と
なります。実際の日経平均株価は1992年8月の1万4309円が大底となっ
て上昇に転じています。

 その後、1996年6月に2万2750円まで戻して再び下げに転じ、200
3年4月には7603円まで値下がりしました。2万2750円の「半値八掛け
二割引」は7280円で、その近くまで値下がりして底打ちしたことになります。

 そういう意味では、どちらもほぼ「半値八掛け二割引」の水準で底入れしたと
言うことができます。

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 〜目次〜        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com
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1.NY市況
2.主な注目材料とニュース
3.心に残る名言

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【1】NY市況                           **
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□ダウ工業株       7182.08(− 88.81)▼1.22%
□ナスダック       1391.47(− 33.96)▼2.38%
□CME日経225先物  7405   (− 15)
□為替     (対ドル)  98.37  (対ユーロ)125.24

□NY原油先物(4月限)   45.15(+ 2.65)
□NY金先物 (4月限)  942.60(−23.60)
□半導体株指数        201.47(− 3.60)
□バルチック海運指数   1950   (−10)

 26日のNY株式市場は、経済指標の落ち込みと金融不安の再燃で続落しまし
た。

 英銀大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は英企業史上最
大規模の赤字計上を発表すると同時に、英政府による損失の肩代わりと資本注入
を柱とする資産保証プログラムに参加することを明らかにし、欧州市場では金融
株中心に買いが入り各国の指数が軒並み上昇。オバマ大統領は予算教書で、金融
安定化に向け公的資金枠69兆円に必要に応じおよそ24兆円を追加する方針を
示しました。こうした措置を好感しこの日のNY株式市場は金融株を中心に買い
が先行しました

 一方、この日発表された経済指標はいずれも悪化を示しました。先週の新規失
保険申請件数は市場予想以上に増加、需給総数は初めて500万人を超え過去
最高を更新(オバマ大統領の雇用創出目標は350万人)。1月の耐久財受注統
計も予想以上に落ち込み6年ぶりの低水準。設備投資の目安とされる航空機除く
非国防資本財は予想の倍以上に悪化し、12月の数値も下方修正されました。ま
た、1月の新築住宅販売は統計開始以来の過去最低となりました。

 引け1時間ほど前に、米連邦預金保険公社(FDIC)が、08年12月月末
時点における問題を抱える米銀の数が前四半期末時点の171行から1.5倍増
の252行に達したことを明らかにしました。

 金融株の上昇によって指数はプラス圏で推移していましたが、経済指標が経済
の一段の悪化を示したことから指数の上値は重く、FDICの発表を受けて金融
機関の経営不安が再燃し指数はマイナスに転じました。

 業種別では、金融、通信がしっかり、医薬品、日用品、運輸、メディア、ハイ
テクなどが下げました。

 個別では、GMが下落。GMの08年通期決算で最終赤字は3兆円、債務超過
額が8兆4千億円に達したことが明かになっています。同社の業績悪化に歯止め
がかからず、米政府は同社支援で難しい判断を迫られると見られます。

 シティグループはマイナスだったものの、バンカメやJPモルガン、ウェルズ
ファーゴ、USバンコープなどの金融株がしっかり。エクソンやシュブロンなど
の石油メジャーは軟調でしたが、原油先物価格が続伸し1カ月ぶりの高値になっ
たことが好感され油田サービスのシュルンベルジェやハリバートン、石油・天然
ガスの生産や精製を手掛けるヘスやサンコア・エナジーなどが上げました。農業
バイオのモンサント、産金大手のバリック・ゴールドなどがしっかりです。

 耐久財受注の落ち込みにより製造業も軟調。設備投資の一段の落ち込み懸念か
らハイテク株も売られ、医療制度改革の一環で薬価値下げ圧力が強まるとの懸念
から医薬品株も下落しました。

 

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【2】主な注目材料とニュース                    **
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☆注目材料

 為替が一時1ドル=98円70銭の円安に進行し、昨年11月10日以来の
円安水準となっています。現在は1ドル=98円30〜40銭で推移していま
す。NY原油は3日続伸。アラブ首長国連邦の供給削減から前日比2.72ド
ル高の1バレル=45.22ドルで終了しています。

 本日は寄り付き前に重要経済指標の発表が相次ぎます。特に1月の鉱工業生
産は景気の行方を見極める上で注目材料となります。

 8:30に1月の完全失業率が発表されます。昨年12月は4.4%となり、
前月比で0.5ポイント悪化しています。上昇幅は1967年3月以来の水準
となっています。今回(1月)の事前予想は4.6%となり、0.2ポイント
悪化する見通しです。

 1月の全国消費者物価指数(CPI)も同時刻に発表されます。12月の同
指数は生鮮食品を除く総合で前年同月比0.2%上昇しています。ガソリン価
格や灯油の値下がりなどにより、上昇率は前月比で0.8ポイント縮小しまし
た。今回(1月)の事前予想では前年同月比0.1%低下とマイナスになる可
能性が高まっています。景気後退に伴う雇用悪化や所得の低下から個人消費の
需要が落ち込んできており、下落基調入りする公算が大です。

 8:50は1月の鉱工業生産指数・速報値が発表となります。12月の同・
確報値は前月比9.8%低下しています。マイナス幅は現行の統計上さがのぼ
れる1953年2月以降で最大となり、自動車含む輸送機械、一般機械、電子
部品・デバイス等すべての業種で減少しました。今回(1月)の事前予想は前
月比10.1%の低下となっています。同指数は製造業・鉱業に属する企業
生産活動を示し、景気判断や生産動向を見通す上で重要なポイントとなります。
市場では悪化予想を織り込んできていますが、実際は上下どの程度振れるかに
関心が集まります。

 海外では、10〜12月期の米GDP(実質国内総生産)改定値が発表され
ます。事前予想は年率換算で前期比5.3%のマイナスとなっています。

◆主なニュース

企業資金繰りの支援枠4.5兆円に拡大 政府検討、1.5倍に
・GM、最終赤字3兆円 08年、債務超過額は8.4兆円に拡大
・09年度予算案きょう衆院通過 給付金法案は4日成立へ
・大型合併の審査重視 独禁法改正案、きょう閣議決定
・内閣府2月景況判断、全地域で下方修正 東海・北陸は厳しい判断
・タンス株口座数、NTTが最多60万 管理費、発行企業の負担に
日本株投信、発売相次ぐ 各社、個人マネー呼び込み狙う
日本風力開発、国内最大の風力発電所 長崎・五島列島に
・王子紙、製紙機械2基を追加停止 能力5%下げ、大王も一部停止
・住金、仏社と相互出資 110億円ずつ、米国で事業拡大へ
・ホンダ、非食用植物バイオ燃料の実験施設 千葉で稼動
学習塾、個別指導に力 市進、09年度40教室開設など
・1月の建機出荷額50%減 新興国の鈍化鮮明、最大の落ち込み
・米財政赤字、最大の171兆円 09会計年度、大統領予算方針
・米政権、中堅層底上げ 予算の基本方針、医療保険に62兆円

◆経済指標等

・全国消費者物価指数(1月)
・家計調査(1月)
・完全失業率(1月)
・有効求人倍率(1月)
・鉱工業生産指数(1月速報値)
・新設住宅着工戸数(1月)
・商業販売統計(1月)
自動車生産実績(1月)

・ユーロ圏失業率
・米GDP08年10―12月期改定値
・米シカゴ地区購買部協会景気指数
・米消費者信頼感指数確報値

企業動向

・業績報告 日本駐車場開発(2353)、内田洋行(8057) 等

・海外決算 英ロイズ 等

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【3】心に残る名言                         **
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      人間は誰でも自分がいちばん大切なのです。

      そして、そのことをほんとうに自覚した人間だけが、

      自然なかたちで他人を大切に思うことができる。

                         五木 寛之

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