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振り込め詐欺救済法

!!!振り込め詐欺救済法

 6月21日、振り込め詐欺救済法が施行されました。これは振り込め詐欺などの被害にあった場合に容易に被害者にお金を返却するために制定されました。
 いままでは被害者がお金を取り返すためには、犯人に対して裁判を行い、勝訴をしたうえで強制執行などの差し押さえをしなければお金を取り戻すことができませんでした。
 しかしこの法律の施行後は
1. 金融機関は警察などの被害届や捜査情報に基づいて口座を凍結
2. 犯罪に使われたか調査
3. 認定されれば預金保険機構が返還手続きを被害者に知らせる公告を出す
4. 被害者は金融機関に申請、 振込票等の資料を提出
5. 金融機関が被害金額を確定後返金
という流れになります。

 しかし既に犯人が引き出済みの場合や、複数の被害者が同一口座を利用していた場合は残高から分配することになり、全額の返還が困難な場合もあります。
 残高が千円以下の場合は返還ずに預金保険機構にプールされ、これは犯罪被害者支援に活用されます。
 被害者への公告専用のホームページも預金保険機構によって開設されます。
各銀行のホームページでは続きの案内や相談を受けるとの発表をしています。
現在10万件の口座が凍結、50億円が返還予定となっています。

●くらしの基礎講座

《乳幼児期の「食育て」の中で ~その2~》

乳幼児期の「食育て」について述べた中で、 (*1)「食のセルフコントロール」する力を養うための舌の記憶が「食育ての」本質である、と耳が痛くなるようなお話をした事があります。もう少し具体的に言いますと【乳幼児期に食した毎日の味が生涯の味覚を決定づけ、舌の記憶や食べる事への興味を培っていく。すなわち、小さい頃から慣れ親しんできた「味」なのである。】と・・・。そういう意味では毎日の生活が基本となると言われると、相当な使命感に立たされてるなあと考えてしまいます。

実際に、毎日毎日同じものばかりを食べ続けたり、主食を食べず、スナック菓子やジュース漬けでは、舌の記憶は?・・・ですが、そんなお宅はまず無いといっていいと思います。味はその食材の栄養素の成分を脳へ知らせる情報となり、刺激の強いものや味の濃いもの、油分の多いものが舌から脳へ情報として記憶されます。ほどほどに食べる分にはいいですが、毎日同じように繰り返すことは避けたほうがいいかもしれないですね。
 子どもが大きくなる過程で、一番、手のかかる時代は、ゆっくり食事を作ることは中々難しい時代ではないかと思います。
 「時間をかけて作ったのに食べてくれない」といった事がある反面、「こんなもので、何度もおかわりをした」という事もあると思います。そういった時は気づいた事をメモに取っておくと後で役に立つと思います。その日の体調が良かったのか、何か嬉しかった事があった後か、ぐっすりと寝た後のタイミングだったのか・・・。乳幼児は食べて、寝て、遊んでが日課ですので、結構、具体的且つ確かな要因である事が多いです。

 しかしながら、「舌の記憶」を培うためには実践的な内容が無いといけませんね。スーパーの惣菜を1品に加える事で勘弁してもらうのも時には必要です。
しかし毎回では飽きてしまいます。そこで、違う面から見た「食育て」という切り口で考えると、とても楽しくなりますよ。それには、まず、作り手が楽しむことです。ワクワクしながら作るとソノワクワク感が伝わります。以下ご参考までに・・・。

◇ 自分で意欲的に食べる環境を作ってあげる

 その年齢にあわせて、つまみやすい大きさ、形を工夫するなど。また、ベランダや外で食べてみる。○○パーティーと題して、季節の野菜をふんだんに使ってみるなど

◇一緒にクッキングする。

2歳半を過ぎる頃になると、 なんでも自分でやりたがるようになります。そこで、後片付けが大変にならないようにラップを使って、ご飯をラップで包み、両端をひねった「キャンディおにぎり」や、ミカンジュースを溶かした寒天の中に入れ「みかんゼリー」など。またサンドウィツチ用の食パンにジャム、ハム、チーズなどを上に載せてラップでクルクルと巻いて、最後はキャンディのように両端をねじるetc・・・

◇和風、洋風、中華風のソースの作り置きをしておく。

素材にあわせて、それぞれのソースをかけたり、餡にしたり、炒めたりして味のバリエーションを出すなど(汁物などはごま油を注ぐだけでも中華風になる)

◇お惣菜でも、ひと手間をかける。

和洋中のソースを使っても良し、 酢や日本製ハーブ(山椒、 大葉、しょうがetc)を使っても良し

(*1)食について自分自身が食べるべきもの、排除すべきものをコントロールできる力