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総務やさん」第262号

総務やさん●■■■■■■■■■■■■■■
                                   
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社長様、管理職の方、総務、人事、経理担当の方のためのビジネス情報誌です
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                     【vol.262】JUN.10.TUE.2008
                発行人:株式会社 総務システムサービス

                                               http://www.ssyss.co.jp

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■今回のINDEX■

●愛の正体を知る(心理学の研究第7回)

●ムギ畑再訪

●インターネットの潮流を先読み!?

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●愛の正体を知る(心理学の研究第7回)

                  ・・・・梶川 真味(かじかわまみ)

 「愛」は私たちの行動に大きな影響を与えています。私たちが経験する最初の愛は、誕生の瞬間から始まる母親との絆です。
 フロイト論者は、この愛は、生後1年間に見られる乳房の重要性と本能的に口が求める傾向(口唇期)に関係があると考えました。
 行動主義者は、飢え、渇き、痛みの回避という幼児の欲求を満たすことができるのが母親であるため、母親が幼児に食べ物を与えることで結びつきが強化されると主張しました。
 このいずれの理論も、愛は、生存するための本能的欲求よりも優位ではないという考え方になります。

 これに対して、ハーロウは50~60年代、愛や愛情こそ一時的な欲求であり、飢えや渇きと同じどころか、むしろそれ以上に強いものであることを実験
によって発見しました。
 
 実験は人間に対して行うことはできませんから、アカゲザルの赤ちゃんに対
して行われました。
 まず、スポンジやゴムなど柔らかいもので作った代理母と針金で作った代理
母を用意します。どちらも触れれば同じくらいのあたたかさで、赤ちゃんサル
がしがみついてミルクが飲めるようにしてあります。

 2つの部屋に柔らかい母と硬い母を各1体ずついれます。
 1つの部屋は、柔らかい母からミルクがでるようにし、別の部屋は硬い母か
らミルクがでるようにしました。
 実験結果は、両方の部屋とも、赤ちゃんサルが柔らかい代理母にしがみつい
ている時間が5倍以上長かったのです。
 つまり、硬い母からミルクをのんでいたサルも、ミルクをのむ以外は、ほと
んど、柔らかい母にさわっていました。

 また、硬い母しかいない部屋にいれられた赤ちゃんサルは、同じようにミル
クをのみますが、消化不良をおこしてよく下痢をしました。柔らかい母がいな
いことが大きなストレスになっていたのです。

 少し大きくなった赤ちゃんサルをまったく見知らぬ部屋に入れます。その部
屋の中に柔らかい母がいるときは、しばらく母にしがみついていた後、母から
離れて部屋の探検にでかけます。
ところが、硬い母しかいない部屋では、赤ちゃんサルは体をこわばらせ、なき
うずくまったままでした。

 ハーロウは赤ちゃんサルと母親との間で愛着が育まれるプロセスにおいて、
「接触の快」が圧倒的に重要であることを証明しました。
 愛情は、ミルクを与えることで強化されるわけではなく、授乳している間に
赤ちゃんと母親がしっかりと結びつくことにより育まれるのです。
 母親だけでなく、父親やほかの保育者も「接触の快」を与えることで、愛を
育くめるというのは、とても大きな意味をもっていると思います。
(心理学を変えた40の研究:ピアソンエデュケーション刊)
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●ムギ畑再訪

                     ・・・・小田 忍(おだしのぶ)

以前のメルマガで「渋谷を出てムギ畑へ行こう」というタイトルの記事を書きま
した。覚えていただけているでしょうか?

内容はちょっと置いておいて、そのムギ畑のムギさんこと勝間和代さんが今大ブ
レーク中です。

ご存知の方もお見えかとは思いますが、簡単にご紹介すると
・公認会計士で経済評論家
・3人の娘を持つワーキングマザー&シングルマザー

さらに最近では「累計で100万部を越すベストセラー作家」という顔も持たれ
ています。

というところで、今回取り上げるのは彼女の書籍です。

彼女は本を最も良質で安価、すなわちコストパフォーマンスの最も高い情報源とみ
なしています。

したがって、彼女は「本は迷ったら買う」そうです。あるTV番組で彼女を取材し
ている場面を見ましたが、取材では様々なジャンルの中から選んだ本を両手で抱え、
レジでの支払いはほぼ4万円でした。

洋書の専門書は一冊で3万円を超えることも珍しくないので、洋書が含まれれば冊
数はそれほどではないのかも知れませんが、見ている限りでは洋書はなかったので
和書で3万円超えはかなりの冊数を読まれるのだと思います。

ところで、御社の社員は給与の何%位を書籍代に使っていると思われますか?

一般家庭ではマンガ雑誌を含めても一ヶ月1000円も書籍に使っていないそうで
す。

一方で勝間さんのように月に15万円を超える書籍代を使って勉強する人がいるわ
けですから、時間がたてば両者の知識量だけでも大きな差がつくのは明白ですね。

現在は過去の業務の仕方を踏襲するだけでは業績は向上せず、新たな方法も模索し
ないと業績は伸びにくくなっていると思います。

素人だったからうまく言った・・・というケースも例外的にあるとは思いますが、
実際には「新しい方法」も「十分な知識」がなくては「よいアイデア」は生まれて
こないのが実情でしょう。

「知識は力なり」と昔から言われていましたが、今後はどれだけ勉強したかで能力
差が開き、収入にも比例すると考える人が増えているようです。

翻って個人で差が開くのであれば、その「差のついた個人」の集団である企業も各
社員がどれだけ勉強するかによって業績に差が出ると考えるのが普通だと思います。

御社の社員は本を持ち歩いていますか?

ひとり言:本をたくさん読むことは大いに賛成! しかし、その後のスペースの占
領が頭を悩ます・・・  う~ん、複雑!
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●インターネットの潮流を先読み!?

                 ・・・・横井 良典(よこいよしのり)

 メルマガを書くのも3回目となりました。まだまだ業務知識のない私が書く
メルマガですので、引き続き、興味を持っている分野であるファッションとイ
ンターネットの話題を取り上げます。

 ここ1、2年の話題として、WEB2.0という言葉を目にされる機会が増
えたのではないかと思います。この言葉は、従来のメディアや初期のインター
ネットサービスが情報の送り手と受け手が固定され、送り手から受け手への一
方的な流れであったのに対して、

 送り手と受け手が流動化し、誰でもがウェブを通して情報を発信できるよう

に変化したということを示しています。そしてブログやYOUTUBEに代表
されるようなものが一般的になってきました。

 ここまでは、ご存知かも知れませんので、これらの発展的なWEB2.0の
サービスをいくつかご紹介したいと思います。

 WEB2.0のコンテンツの特徴として、事業主は個人の力をインターネッ
トを使って増幅させること。その人にしかない「価値」を交換できる仕組みを
つくることが重要と言えます。その代表として、「バイマ(Buyma)」と
いうサービスがあります。このサービスはインターネットを通じて、世界中の
バイヤー(商品を仕入れる個人)と購入者(個人)をつなげるというものです
 日本で手に入らないファッションブランドや海外の雑貨を海外に住む人に、
リクエストして購入してもらったり、逆にバイヤーが売れそうな商品を提案す
るといった形です。
 インターネットが発達した現代では、誰もが思いつきそうですが、その点に
いち早く目を付け、準備を行った点、そして、インターネットを通じての売買
においてボトルネックである金銭の授受のシステムを確立させた点が成功の秘
訣です。

 WEB2.0のビジネスモデルとして、魅力的な場を作り、そしてその場が
魅力的だとアピールすることが重要といえます。

 最近、趣味として新規ビジネスや企業経営について、勝手に想像をめぐらせ
ることが多いのですが、WEB2.0の新しいビジネスモデルのように停滞し
た社内の人事戦略や採用戦略においてもまるで新規ビジネスを考えるかのよう
な視点で発想することによって、糸口が見つかるように思えます。
 
 成熟した業界だから、新しいインターネットの世界やファッションの世界に
何もヒントはないと考えずに、現状を打破しようとする所、新しいものを生み
出そうするところに、必ずやヒントが眠っていると信じています。