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総務やさん」第266号

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総務やさん」第266号

■今週のINDEX■

◆◆ ISO取得支援サービス部開設のお知らせ ◆◆

<告知>ISO特別号のお知らせ

●給与(賃金)の話 第44回(退職金第4回)

同族会社の見直し

●男性のクールビズと女性のクールビズ

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◇◇◇◇◇◇◇ ISO取得支援サービス部開設のお知らせ ◇◇◇◇◇◇◇
 
 近年企業を取り巻く環境は急激に変化しています。企業は単に利益追求のみ
を最大の事業目的として経営すればすむのではなく、企業を取り巻くもろもろ
のステークホルダーに対して責任を果たすことを求められる時代となってきま
した。

 企業として、組織としてのマネジメントシステムを構築する必要に迫られた
現在、ISOの規格が、このようなマネジメントシステムの構築の基本となる
ものです。

 お客様より、強い要望を受け、弊社にてISO取得支援サービス部を開設い
たしました。詳しくは、弊社ホームページをご閲覧いただければと思います。

↓ 総務システムサービス ISO取得支援サービス部
http://www.ssyss.co.jp/iso.htm

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆<告知>ISO特別号について☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
     
 先回のメルマガより、冒頭において、「ISO取得支援サービス部開設」の
お知らせを掲載させていただきました。

 皆様から多くのご質問や関心を持たれている旨をいただき、ISOの内容に
特化した「ISO特別号」を発刊予定です。ISOに関する情報をご提供させ
ていただこうと思います。

 発刊は近日を予定しております。乞うご期待を!!
 

★★★★★★★★★★★ 今週のメールマガジン ★★★★★★★★★★★★

●給与(賃金)の話 第44回(退職金第4回)

  ・・・・細口 桂三(ほそぐちけいぞう)

 前回は退職金制度の改革の目的を紹介しました。今回は現時点での退職金の
外部積立方法をご紹介したいと思います。
 
退職金の必要資金を外部積立をする方法として次のものがあります。

1.中退共や特退共(団体型退職金共済制度)
2.確定給付年金制度(DB)
3.確定拠出年金制度(DC)

 法律的には以上の3つの選択肢しかありません。これ以外は社内積立という
方法がありますが、退職金の資金を外部委託せず、内部留保しておき、都度払
い出す方法です。会社は損金(経費)にできません。(退職金の支払時には損
金経費にできますが安定した資金確保とはいきません) 

1.従業員個人毎に会社から掛金を拠出し、その資金を中退共の団体は運用し
て、退職時に個人に支払う(現在利回り1%)制度です。

2.従前の税制適確年金(いわゆる「適年」)の後継制度で、大企業中心に移
行する制度といえます。従前の制度よりは規制が強化され、積立金不足が原則
として許されないなど、会社に積立運用責任のある制度です。

3.いわゆる「日本版401K」で、会社から拠出される掛金を自己責任にお
いて運用し、将来60歳になった時点で年金を受取る制度です。これには投資
知識が必要で、会社に従業員のその投資教育責任を課しています。

 以上の3つが現在の主だった選択肢になります。一義的には金融的利回りを
中心に検討すると思われますが、会計や税務上の問題など様々な問題があり、
すべてにおいて有効な制度は多くないと思われます。ましてや退職金制度その
ものあり方に沿って、将来に渡っても安定かつ有利な選択は難しいと思います。

 それぞれの制度はメリツトデメリットの両面を持ち、平成24年3月の税制
適確年金の廃止を目前に皆さん苦慮されていると思われます。 
 かつてのような好景気、高金利時代の金融市場は望めないため、会社と従業
員のリスクは相反しているように思えます。 

 今回は現時点での退職金の外部積立方法をご紹介しました。次回はこれから
の退職金制度の在り方を探りたいと思います。 ご期待下さい。
 

★★★★★★★★★★★ 今週のメールマガジン ★★★★★★★★★★★★

同族会社の見直し

          ・・・・社会保険労務士 浅井 俊雄(あさいとしお)

 今年の大企業の株主総会は従来のシャンシャン総会とは違っていわゆる物言
う株主が活躍した総会が散見されました。

 私が関心を持った株主総会としてはアデランスホールディングスの社長以下
7人の取締役の再任案の否決です。否決理由に注目しているわけではなく株主
総会の機能として取締役が株主から委任された会社運営が再任否決と言う形で
現れたものとして注目しました。

 ここで目を移して中小企業の現状を同じ視点で観察してみると、同族企業
場合その企業の経営陣と株主が同一であり、またその経営陣は社長以下、取締
役全員及び監査役が身内である場合が大半で、株主総会=役員会と言う図式は
会社の機関実態としてまったく形式的なものとなっています。
 つまりあえて言えばその会社社長一人の思惑で経営権と所有権両方が全て
どうにでもなってしまうことが容易に想像できます。

 最近の一連の食品偽装問題もこうした会社としての本来あるべき機関の硬直
化がもたらしたものと思います。しかし、硬直化した機関の中にあっても、善
良な多くの中小企業経営者の方は、自身の理念や理想で自らの行為を律して
いるものと思いますが、残念なことにそれが世代を超えて未来永劫続けられる
保証もなく、時として無意識のうちに簡単に自分の都合でそれを解釈してしま
いがちです。

 事実「もったいない」という言葉での使い回しや、賞味期限の改ざんの例は
一見エコロジー的な発想で良しとして受入れてしまいそうなものですが、それ
は自己中心的な企業理念の勝手な解釈ではないでしょうか。
 こうした行為を、振り返って、誰も止められなかったことを考えるとその要
因の一端は同族会社同族会社たる所以と推察できます。

 同族会社においては株主代表訴訟が生じる余地もきわめて少なく、取締役会
の監督機能は形骸化されている現状です。よって最近のほとんどの企業不祥事
は従業員の内部告発によって事件として表面化しています。
 これらを鑑みるに、同族会社であっても会社組織の機関を機能させることが
重要で、不法行為を防止し、自浄作用を機能させることが必要であり、時とし
て経営のスピードを緩めてでも合議制を重視しながら、監督機能を働かせるこ
とでどんなに小さな同族企業であっても本来の企業の社会性が認知され、成長
していくものと信じています。
 
 この際、同族企業であっても会社の機関機能をもう一度再認識し再設計する
必要があるのではないでしょうか。

★★★★★★★★★★★ 今週のメールマガジン ★★★★★★★★★★★★

●男性のクールビズと女性のクールビズ

                  ・・・・伊藤享子(いとうきょうこ)

 このところ雨の日が多く、蒸し暑い夏に近づきつつあります。これからもっ
と暑い日が多くなるかと思うだけで汗が噴出しそうです。扇子を用意しなくて
は・・・。

 弊社も今年から、この6月の衣替え(最近ではこの衣替えといった言葉もな
くなりつつあるのでしょうが)から、「エネルギー資源の削減」と「経費の削
減」に向け、とうとうクールビズを採用することとなりました。

 そもそもクールビズとは、
かの小泉内閣の「夏場の軽装により冷房経費の節約」ということにより、夏場
のオフィス内の冷房を28度以上に、ということにより始まったものです。

 ただ、この軽装ということがなかなか曲者・・・。
・上着を脱いでネクタイをはずしただけ?
・シャツは、半そでボタンダウン?
・カラーシャツ?

 また、上着を脱いでネクタイをはずし、軽装になったとしても・・・。
・そのシャツは、清潔ですか? 仕事にふさわしいシャツですか?
・ズボンは夏物ですか?(衣替えはすんでますか?)

 夏の暑い日、上着を脱いだら汗のにおい・・・気をつけてください。

「上着を脱いで、ネクタイをはずし、仕事をするのにふさわしい格好」―
とても難しいものです。
 着衣ばかりではなく身だしなみ全体に気を配らなくてはならないものです。

 上着をきてネクタイをしたら「仕事をするビジネスマン」といったスタイル
になっていたときとは違い、それが無くてもビジネスができるビジネスマンに
ならなければならないのですから・・・。

身だしなみとは、
1.清潔感  服装や髪型に気をつけ相手に不快感を与えないようにする。
2.機能性  服や靴、ヘアスタイルなど仕事がしやすいスタイル
3.健康的  明るく健康的なスタイル
4.品格   会社のイメージにあった品格
を心がけ無ければなりません

 職業にもよりますが、仕事にはその相手があります。その判断基準は、その
相手によるものです。

また、女性のクールビズについては、男性より多く取り上げられてはいません。
女性のクールビズは、男性とは違ってどこまでビジネスに相応しい?許される
格好?ということでしょうか。
 
・暑さからつい露出度アップ?
・夏のバカンススタイル?
・軽装過ぎて場違いな雰囲気?
・軽薄そうな身なり?
・暑さから素足では?

 男性と同様仕事をする上には、その仕事の相手があります。その判断基準も、
その相手によることを考えなくてはなりません。

身だしなみについては、男性同様の身だしなみを考えなくてはなりません。
職場において、周囲が受ける印象、仕事をする上で相応しい身だしなみを考え
た格好が大切です。

クールビズ ―
 休日でもなく、休日の買い物に行く格好でもなく、家にいるときとも違いま
す。 あくまでも仕事をするのに相応しい身だしなみを考えることが必要です。