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豚肉の旨みを引き出した「ベーコン」

豚肉の旨みを引き出した「ベーコン」

ベーコンは、豚肉を保存するため塩漬けにしたのが始まりといわれています。
ヨーロッパでは古くから食されてきましたが、日本では、昭和30年代以降に一般に普及するようになったそうです。ベーコンの独特の風味や旨みは、豚肉を塩漬けにして熟成させたあと、燻煙(くんえん)することによって生まれます。豚バラ肉で作ったものが一般的ですが、ロース肉で作ったロースベーコンや、肩肉で作ったショルダーベーコンなどもあります。ベーコンは、体の主成分を作るたんぱく質が豊富。また、糖をエネルギーに変えるのを助け、疲労回復に役立つといわれるビタミンB1が多く含まれています。塩分が多いので、調理のときは塩加減に注意しましょう。赤身部分が多いショルダーベーコンは、ほかの部位のベーコンに比べて脂肪が少なく低カロリーです。好みや調理法によって、使い分けましょう。定番のベーコンエッグや野菜のベーコン巻きのほか、カリカリに焼いてサラダにトッピングするのもオススメ。キャベツと一緒に蒸し煮にしたり、スープなどの煮込み料理に使ったりすると、ベーコンの旨みがしっかり味わえます。開封後はラップにきっちり包んで冷蔵保存し、早めに使いきりましょう。

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