歴史・人名

クシュ王国

クシュ王国【クシュおうこく】
現在のスーダン,ヌビア地方に前8世紀ごろ興った王国。アフリカの黒人王国としては現在知られている最古のもの。一時はエジプトにまで進出し,第25王朝を築いた。アッシリアの攻撃でエジプトを退いてからも,前6世紀に遷都されたメロエを中心に繁栄。エジプトやローマの影響を受けた建造物や高度の製鉄技術,独自のメロエ文字の使用など,高次の文明を築いた。350年ごろ,エチオピアのアクスム王国により滅ぼされた。