歴史・人名

大韓民国臨時政府樹立は、日韓併合合法が前提だった

大韓民国臨時政府樹立は、日韓併合合法が前提だった ― 2010/06/13

 1910年の日韓併合は不法であったとする主張が、韓国では強く打ち出されています。

 当時は大韓帝国の時代であり、主権は皇帝(純宗)にありました。併合条約では第一条に、

「 第一条 韓国皇帝陛下ハ韓国全部ニ関スル一切ノ統治権ヲ完全且永久ニ日本国皇帝陛下ニ譲与ス」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E4%BD%B5%E5%90%88%E3%83%8B%E9%96%A2%E3%82%B9%E3%83%AB%E6%9D%A1%E7%B4%84

とあります。従って、日韓併合条約が不法であるとする主張からすると、韓国皇帝は日本の天皇に統治権を譲与していないことになりますので、大韓帝国、つまり韓国皇帝が主権を有する国家体制は存続していなければなりません。

 ところが現在の韓国の原点というべき「大韓民国臨時政府(上海臨時政府)」(1919)では、併合後10年も経っていないにも拘わらず、君主制を否定し、共和制となっています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E6%B0%91%E5%9B%BD%E8%87%A8%E6%99%82%E6%94%BF%E5%BA%9C

 この経過について、韓国の研究者は次のように論じています。

「 独立運動過程で、自然と国家の主権について議論がされてきた。結論は共和主義であった。1917年(ママ)、上海の独立運動家たちは全民族が大同団結して臨時政府を樹立することを提案した‘大同団結宣言’がそれである。これは大韓帝国の滅亡について君主である隆熙皇帝が主権を放棄したものと見て、君主が放棄した主権は国民が継承せねばならないとした。」  (韓シウン・檀国大学 歴史学科 教授 『朝鮮日報』2009年3月18日付) http://6322.teacup.com/tsujimoto/bbs/8

 つまり大韓民国臨時政府は、大韓帝国の滅亡(=日韓併合条約)によって韓国皇帝は自ら主権を放棄したから、国民が主権を継承した。だから共和制だ、という主張です。

 すなわち、大韓民国臨時政府樹立の前提は、大韓帝国の否定、つまりは日韓併合条約が有効だということになります。

 併合条約以前の大韓帝国と、その後の臨時政府や現在の韓国とは全く断絶していることは、彼ら自身が認めていますが、その前提は日韓併合条約が合法・有効であったことになります。

(参考)http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2006/10/05/549358 http://6322.teacup.com/tsujimoto/bbs/9 http://6322.teacup.com/tsujimoto/bbs/10 http://6322.teacup.com/tsujimoto/bbs/11 http://6322.teacup.com/tsujimoto/bbs/12

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コメント
_ 在日 ― 2010/06/28 23:34
 韓国併合の合法、非合法に関する韓国側の矛盾を揶揄されている訳ですが、このブログが合法、非合法論議の無意味を主張するために書かれたものか、あるいは、韓国併合の正当性を主張するために書かれたものか、ブログ主の真意がはかりかねます。よって、二つ質問があります。

1.ブログ主ご自身は、合法と考えておられるのか。
2.合法であれば、韓国併合は正当なのか。

 私自身は、合法、非合法論議などは単なる言葉の遊びに過ぎないと考えております。また、韓国併合は不当という立場です。
_ 辻本 ― 2010/06/29 03:45
「在日」様、ご投稿ありがとうございます。

 ご質問の件ですが、歴史事実として「日韓併合」は存在しており、否定できないものです。

 そして現在の韓国の法制度は、日韓併合後に朝鮮総督府が制定した法律が前提となっているものが多いことも事実です。

 北朝鮮の法制度は詳しくありませんが、その国籍法には、総督府施行の朝鮮戸籍が前提となっている部分があります。
 
 「在日」様は 合法・不法論議は「言葉の遊び」と評価されました。そういう面があるのかも知れませんね。

 私はそういう議論自体がなんら生産的でない、と考えています。同様に正当・不当を論じることも生産的でないと考えます。

 今回に関するこれまでの拙稿としては、本論に(参考)で紹介したもの以外では、次のものがあります。

http://www.asahi-net.or.jp/~fv2t-tjmt/daijuurokudai
http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2008/03/01/2677015
http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2008/04/23/3273840
_ 在日 ― 2010/06/29 12:55
辻本様

早速のご返事ありがとうございました。

韓国併合が存在したことは当然です。疑問の余地はあり得ません。しかし、存在したから合法であるという議論も成り立ちません。また、当時の韓国(朝鮮)は伝統的なアジア冊封体制からようやく脱却しかけていた状態ですので、列強の西欧的法倫理の尺度で合法、非合法を論じるのも片手落ちです。よって、合法、非合法の議論は確かに生産的ではありません。

一方、辻本様が仰るように、正当、不当を「議論」することもあまり生産的ではないでしょう。なぜならば、正当、不当の判断は、合法、非合法の判断以上に個々人の主観の影響を受けるからです。いや、主観そのものと言ってもいいかも知れません。「不当」を「証明」することなどは困難です。
したがって、正当、不当に関しての「議論」をすることは私の本意ではありません。ただ、議論の枠外にある「お気持ち。本音。」をお聞きしてみたかったのです。舌足らずでしたが、私が「不当の立場」と書いたのは、そういう意味です。

辻本様の文章をいくつか読ませていただくと、私とはかなり感性が隔たっているように思われました。議論における例示の数々も、偏りがある、あるいは古過ぎると感じられ、首をかしげる場面が多かったのです。例えば、戦後闇市における一部朝鮮人の不当な振る舞いが在日朝鮮人忌避の一因と説く一方で、韓国併合の不当性を説くことには意味がないと仰る。私には解せません。辻本様の韓国併合に対するスタンスを踏襲すれば、戦後混乱期における無法行為は、朝鮮人にも、日本人にも、さらには世界中にあった訳で、朝鮮人の不当性を取り立てて指摘し、在日朝鮮人忌避を論じることなどは非生産的ではないでしょうか。

長くなってしまいましたが、端的にお尋ねします。辻本様は、韓国併合は基本的に日本側の誠意に基づくものであったとの印象をお持ちなのでしょうか? イエス、ノーの単純な答えになり得ないことは承知です。現代の韓日問題は、むしろ心の問題の比重が大きいのです。したがって、互いの心をあらかじめ知っておくことは、少なくとも議論の弊害とはならないでしょう。勿論、自分の感性の方が優れているなどという自惚れは厳に慎むべきです。

以上、不躾な質問で大変に申し訳ございません。お答えしたくなければ、それでも結構です。おそらく、あと1世紀も過ぎれば、このような韓日のわだかまりも、在日問題も、自然消滅することでしょう。基層にある韓日相互の民族蔑視感は、しつこく残るかも知れませんが。
_ 辻本 ― 2010/06/30 04:37
再度のご投稿、ありがとうございます。

当時の韓国(朝鮮)は伝統的なアジア冊封体制からようやく脱却しかけていた状態ですので、列強の西欧的法倫理の尺度で合法、非合法を論じるのも片手落ちです。

 合法非合法というからには、どうような「法」を想定されておられるのですか?併合は一国内のことではなく国際問題ですから、当時の国際社会からみて、つまりは国際法から見て、合法かどうかを判断すべきでしょう。その当時は、もはや西洋中心の帝国主義の時代です。

正当、不当に関しての「議論」をすることは私の本意ではありません。ただ、議論の枠外にある「お気持ち。本音。」をお聞きしてみたかったのです。舌足らずでしたが、私が「不当の立場」と書いたのは、そういう意味です。

 議論は生産的ではないが、そのことの「気持ち、本心」を聞きたい、というご質問が、ちょっと理解できないのですが‥。

辻本様の韓国併合に対するスタンスを踏襲すれば、戦後混乱期における無法行為は、朝鮮人にも、日本人にも、さらには世界中にあった訳で、朝鮮人の不当性を取り立てて指摘し、在日朝鮮人忌避を論じることなどは非生産的ではないでしょうか。

 日本人の朝鮮人に対する感情は、戦後急速に悪化しています。戦前・戦中はそれほどでもありませんでした。なぜそのようになったのか?の説明の一つです。
 当時の朝鮮人は、自分たちは敗戦国日本の人間ではないから、日本の法律を守らなくてもいい、という考えを強く打ち出していた時代です。敗戦の混乱のなかで、日本人の不法行為とは違った性格を有していたと言っていいと思います。
 拙稿はこれを論じたものです。

辻本様は、韓国併合は基本的に日本側の誠意に基づくものであったとの印象をお持ちなのでしょうか?

 「誠意」の意味がよく分かりませんが‥。
 当時の帝国主義という国際社会において、特に列強と言われた強国は、弱肉強食を冷酷に実践していた時代です。国家の論理として、自国民には「誠意」があったものと思います。

 なお日韓併合の合法・非合法、あるいは不当・正当を論じるのは生産的でない、という私の主張は、1965年の日韓条約によって、過去の両国間の条約(併合条約を含む)は「もはや無効であることが確認される」に基づくものです。これを韓国側は、併合条約は当初から無効だと解釈し、日本側は当初は有効だったが今は無効であると解釈することで、双方妥協してできた条文です。
 つまり両国間ではすでに解決した問題です。だから、これを再び議論することは生産的でないと考えています。

 しかし併合が当初から不法・不当と主張する韓国側の考えには矛盾があり、一貫性がないのではないか、と論じたのが拙稿です。
 
 近頃日本の国内では、参政権問題に関連して、在日は日本国籍を一方的に奪われた、と主張が強く打ち出されています。在日が日本国籍を有していたというのは、併合条約が合法正当であったことを意味します。不法不当なら、当初から日本国籍はありませんから、剥奪論は成り立ちません、しかし剥奪論を主張する人たちは、不法不当論の持ち主のようですので、私には興味深い現象と思います。
_ 在日 ― 2010/06/30 13:14
辻本様

ご返事ありがとうございました。

「理解できない」、「分からない」という辻本様の反応は予想通りです。結局は議論以前に「分かり合えていない」ということです。辻本様にとって、在日の人権運動家の言動が不可解であると同様、私にとっても辻本様の下記のようなスタンスは不可解です。

1.「自国民(日本人)には誠実であった」との判断はできるが、「朝鮮人に対してはどうか?」という判断に踏み込むことは非生産的である。
2.日本人側の在日朝鮮人に対する悪感情の原因は分析する価値があるが、その逆の分析は非生産的である。

帝国主義時代に列強が植民地を求めることは当然と主張し、帝国主義そのものの正当、不当の判断を放棄する立場と、歴史の教訓として帝国主義自体の価値判断を志向する立場とでは、元々立ち位置がずれています。

一方、参政権問題ですが、在日韓国人である私は参政権取得の必要性を感じません。私の親兄弟も同じ考えです。データがある訳ではないのですが、参政権を積極的に望む在日は少数派という個人的印象を持っています。また、与えるにしても、与えないにしても、それは有権者である日本人が決めることです。我々ではありません。
おそらくご本人には不本意でしょうが、辻本様のブログは民族差別主義者のサイトでしばしば引用され、賞賛されています。私も、そのようなサイトからここへたどりつきました。彼らは参政権問題を口実に在日叩きをしていますが、まったくもって迷惑なことです。

私の投稿はこれで終わりにいたします。拙いコメントに誠実なご対応をありがとうございました。
_ 辻本 ― 2010/06/30 21:42

私の投稿はこれで終わりにいたします。

 そうですか。またのお越しをお待ちします。

 私の「スタンス」なるものを書いておられましたが、かなり誤解があるようです。読み返してみても、そんなことを書いたこともないし、どうしてそんな「スタンス」が読み取れるのかな?と思うところです。
 そのような「スタンス」があると言われて、私がビックリですね。
_ abcd ― 2010/07/20 15:24
「在日」様、はじめまして。
貴方の書込みを読みますと、日本の教育を受けた方の気がしますが、どうなのでしょうか?

 日本史で日韓併合を習えば、日本、李氏朝鮮、清国、ロシアの時代背景等を学習する筈なのですが。
履修しなかったのでしょうか?
歴史を学ぶ意義を理解していらっしゃるか甚だ疑問です。

もし現代の韓国あるいは朝鮮に於いての歴史教育を受けていれば、貴方のような考え方をするのもむべなるかなと思います。
_ 俺 ― 2012/06/08 19:11
自分の解釈では韓国が現存しているのはロシアではなく日本が併合したからだよ。
もしロシアがやってれば民族の違いなどから併合ではなく虐殺を伴う植民地化がおきて、対日本との戦場になったりして韓国なんてものはまったく残らなかったと思う。
んで冷戦続いてアメリカとロシアが最後まで戦わず韓国の領土が戦後に返還されなければ消滅。もしも戦後に返還されたとしても近代化なんて夢のまた夢な状況になってるはず。
あくまでもしもの話だけどね。
併合に自分がかかわったわけじゃないから某民族みたいに感謝しろとは言わないけど、こういう現実を理解しようとしない某民族が嫌いだ。

そして国の分裂と戦争が起きた原因であるロシアやアメリカには強くいえないのに、反日政策により国民の支持を得ようとする根性の曲がった某国の政治家、そして反日教育により他民族差別を学ぶ某国の国民が嫌いだ。
彼らの根底には他民族への侮蔑があるため、たとえ譲歩したとしても特権や金を要求し続ける。
そんな民族と友好関係なんて築けるわけがないんだよ。
_ 辻本 ― 2012/06/09 06:34
〉自分の解釈では

あくまでもしもの話だけどね。

 仮定の話ですねえ。根拠のない憶測は控えるのがいいと思いますよ。
_ 縄文人 ― 2012/06/21 22:28
「在日」様、はじめまして。
貴方のおっしゃる事は、祖国を支配された子孫としては至極当然の感情から言われているものだと思います。お気持ちはお察しします。自分の祖国が『合法的』な手続きにより支配された。現代の普通に生きている私達からは『合法的』という単語は『道徳的にも、法律的にも間違った事はしていない』と解釈してしまいます。そう考えると『怒り』と『ふざけるな』と思ってしまいます。そういう意味では合法ではなく単なる侵略であり強盗であると思っています。
でもこの場合の『合法的』という単語は当時の帝国主義時代での国際法から解釈して合法的と述べているものです。国際法は基本的に無闇な争いを防ぐ事を目的として作られています。(間違っていたら御免なさい)当時、軍事的空白地帯は、国家間の争いの原因となっていました。満州は清が自国領と宣言していましたが、容易にロシア軍をいれた時点ですでに、清の領土ではなく、軍事的空白地帯と考えられ、争いの原因となりました。李氏朝鮮は清への朝貢国であり、大韓帝国になってからも他国(特にロシア)の軍隊を容易に自国内へ引き入れています。ロシアの南下政策に韓国が協力していると、日本側に捉えられてても不思議ではありません。日本の国家の存亡を韓国が脅かしているとなれば、その根を断つのは日本として至極当然の行為であり、またどのような理由であれ、ロシアを領土内に引き入れた事をより、軍事的空白地帯とみなす事『独立する意思がないとみなされる事』が可能となります。日露戦争後の処理として日本は最終的に韓国併合を列強国の合意を取り付けながら、その手続きをしていっただけなのです。そこには『誠意』などというものは存在しません。歴史を『誠意』で語る事自体が本来『違和感もしくは意味がないものだ』と感じるべきだとおもいますし、自国(日本)の為に併合したのです。
勝手な憶測ですが、辻本氏は感情的なものを抜きにして歴史を解釈されており、また在日氏は違う土俵で論じようとしているように思われますので、在日氏の言われるように分かり合える事はないと思います。ただし議論は『分かり合っている事を前提にする』のではなく『分かり合う為にする』ものだとおもいます。ただし、お互いが同意するという意味ではありません。
また参政権の事ですが、参政権を求めている在日の方は少数派である事はよく言われる事です。私の友人にも在日の方が10人以上いますが、参政権など望んでいません。しかし、参政権は国民に付与されるもので、他国の人間に付与されるべきものではありません。さらに少数とは言え、その少数の意見のみが、私達日本人に大きな声で『参政権をよこせ』と聞こえてきます。あなたがた参政権を望まない大多数の在日の方がなにも言わない以上、一種の自己防衛反応(ほとんど反射反応)として、一部の日本人が在日の方に不当な攻撃を仕掛けています。それを止めるのは私達日本人ではありません。参政権を望まない大多数の在日の声が全く届かない事に問題があると思います。
>おそらく、あと1世紀も過ぎれば、このような韓日のわだかまりも、在日問題も、自然消滅することでしょう。
そうであったらいいと思いますが、そのような兆候は全く見えていません。特に『強制連行』『軍による強制的な従軍慰安婦』に関しては、すでに日韓の学者の間ではほぼ決着『証拠が全くない』がついているにも関わらず、韓国の国家そのものが全く認めていませんし、話あいそのものを拒否しており、日韓のわだかまりは高まりこそしても、消滅する事はないと思います。むしろ日本の若者は嫌韓へ増大しつあるように思っています。
_ 河太郎 ― 2012/06/22 15:58
縄文人さんの意見には大方賛成ですが、一つ、二つ言わせて下さい。
縄文人さん曰く
>貴方のおっしゃる事は、祖国を支配された子孫としては至極当然の感情から言われているものだと思います。

被支配民族の宗主国に対する感情として、韓国朝鮮人の日本に対するものは、世界でも特異ですね。
インドとイギリス、香港とイギリス、ベトナムとフランスなどを見れば韓国の異常さが分かります。
それはひとえに反日教育の産物です。なぜなら実際に日本統治を経験した朝鮮人たちには日本統治を肯定的に評価している例は実は多く有ります。しかし独立後の韓国の反日政策のせいでそれら自分の体験を表だって言えないので韓国人にも日本人に広く伝わっていないのです。

>自分の祖国が『合法的』な手続きにより支配された。現代の普通に生きている私達からは『合法的』という
単語は『道徳的にも、法律的にも間違った事はしていない』と解釈してしまいます。

よく言われるように歴史は当時の価値観で見ないと何も見えないのです。つまり現在の価値観で断罪しても意味はないのです。断罪は心理的には満足感はあっても歴史から学ぶことには程遠いことです。

>そう考えると『怒り』と『ふざけるな』と思ってしまいます。そういう意味では合法ではなく単なる侵略であり強盗であると思っています。

司馬遼太郎も日本の朝鮮統治に「強盗」の語を使っていましたが、それには異論があります。
強盗と云うには何を奪ったのか証拠を示す必要があります。

日本の朝鮮統治は朝鮮半島を李王朝の専制独裁体制から総督府の近代法治体制に変えて、朝鮮人の生命財産を守ったことは紛れもない事実です。
李王朝末期の朝鮮を訪問したイザベラバードは両班のことを「免許皆伝の吸血鬼」と書いています

国定韓国中学校国史教科書(1997年)235頁ですら
「勢道政治による中央政治の不正・腐敗と堕落は、そのまま地方政治に波及し、地方の官吏や郷吏は権力を乱用して私利私欲をむさぼった。彼らは法律にない各種の税金を思い通りに徴収し、百姓を捕らえては罪名を着せ、財物を略奪したりする風潮が生じた。」と書いています。

『血の涙』---李氏朝鮮末期の李人稙(1862-1916年)の詩も、李朝苛政の例としてよく引用されます。
 両班たちが国を潰した。
  賤民は両班に鞭打たれて、殺される。
  殺されても、殴られても、不平をいえない。
  少しでも値打ちがある物を持っていれば、両班が奪ってゆく。
  妻が美しくて両班に奪われても、文句をいうのは禁物だ。
  両班の前では、まったく無力な賎民は、自分の財産、妻だけではなく、
  生命すらその気ままに委ねられている。
  口ひとつ間違えればぶっ叩かれるか、遠い島へ流される。
  両班の刃にかけられて、生命すら保つことができない。」  
(『韓国現代史』第8巻、新丘文化社ソウル)

>むしろ日本の若者は嫌韓へ増大しつあるように思っています。
私は若者ではありませんが、日本の朝鮮統治の実態を知れば知るほど、日韓歴史問題では、韓国人には絶対譲歩できないと確信するようになりました。彼等は、ウソも百遍言えば本当になる、を実践しているし、彼等にとっては、歴史は真実ではなく政治の下僕、ですから。
_ 縄文人 ― 2012/06/30 01:46
河太郎さん
私は誤解を招く記述をしたかもしれません。私自信は日韓併合を侵略・強盗などと全く思っていません。どのような経緯であろうとも、南下政策を推進していたロシアの権益拡大を呼び込んだ大韓帝国は、日本にとって非常に危険な存在となったので、日露戦争後に保護国にせざる得なかったとの主旨で前回は記述しました。在日さんには残念でしょうが、日本も生き残らなくてはいけなかったのだという事をわかって欲しいのです。感情論で歴史を解釈しても意味がないのですが、在日さんは辻本氏の記述に対して無理な解釈をしており、文章は丁寧ですが、その内容には?です。おそらく感情が先行しているのでしょう。支配された彼らとしては、反日教育もありそうせざるえないのでしょう。
執拗に責めるのは反日教育のせいでしょうが、その執拗さのおかげで、嫌韓の日本人が増えてきており、『タブー』がなくなりつつあると思います。韓国が執拗に責めれば責めるほど、その不合理性が明確になり、日本国としてはいい方向に行きつつあると私は認識しております。今後嫌韓はさらに増え、戦後に不法入国した者の子孫の特別永住権に関しても着手する事になるのではないかとさえ思っています。私の周囲はほとんど嫌韓です。ただし私は韓国女子バレー選手キムヨンギョンのファンでもあります。あのすっーとした一重がたまりません。他のメンバーは皆不思議な事に二重です。
_ 河太郎 ― 2012/06/30 10:05
縄文人さん、返信、どうもです。
>私は誤解を招く記述をしたかもしれません。
イエイエ、私は、司馬遼太郎の用法に怒っただけです。

>日本も生き残らなくてはいけなかったのだという事をわかって欲しいのです。
明治政府も、朝鮮が自立してロシアの餌食にならないようにと何度も朝鮮を手助けしましたが、結局、事大主義から脱却できませんでした。民間人でも朝鮮近代化に援助した人物として福沢諭吉は有名ですが、結局彼も自立しない朝鮮にしびれを切らします。

角田房子『閔妃暗殺』237頁
「福沢諭吉が著書『時事小言』を出版したのは、1881年(明治14)年9月であった。
その中で彼は『西洋の諸国が威勢を以て東洋に迫る其有様は、火の蔓延するものに異ならず』との情勢判断の下に、日本だけが不燃建築にしても、近くの国が古い木造家屋のままでは類焼のおそれがあるから、彼らも不燃建築にするよう日本が手をかさねばならないーと説く。
そのために『武以て之を保護し、文以て之を誘導し、速に我例に倣て近時の文明に入らしめざる可らず。
我は止むを得ざるの場合に於いては、力を以て其進歩を脅迫するも可なり』」

当時の人達からみれば朝鮮半島の火事が日本に延焼するのを手を拱いて見過ごすことなど有り得なかったのです。

>今後嫌韓はさらに増え
慰安婦問題や日本海呼称問題にみる朝鮮人の異常さは偏執狂ですね。

>ただし私は韓国女子バレー選手キムヨンギョンのファンでもあります
私もハスキーボイスのケイウンスクの歌は好きなほうですが、日本で稼がせてもらっているのに反日発言をする韓国人タレントは絶対に容認しませんね。

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