尾張松平家（高須藩）
尾張松平家 高須藩 子持丸に三葉葵 ３万石
美濃多芸郡高須（岐阜県海津市 ） 家門 陣屋
移封加減増履歴・天和元年→信濃高取３万石・元禄１３年→美濃高須
江戸城詰席・大広間 子爵 上屋敷・四谷伊賀町
人口・士族１２３１人、家数２８２軒/卒族１２２１人、２９０軒/平民２万３３５３人、家数４４８０軒
明治２年現在
藩祖・義行（よしゆき）
尾張藩徳川光友の次男 母は将軍家光の娘
生没・明暦２年（1656）～正徳５年（1715）
天和元年（1681）幕府より信濃高取３万石を与えられる
従四位下権少将兼摂津守
正室・長州藩毛利綱広の娘
継室・高田藩榊原政房の娘
子女・武雅（浜田藩松平清武の養子）
養子義孝（２代）
２代・義孝（よしたか）
尾張藩徳川綱誠の１５男 母は里見氏
生没・元禄７年（1694）～享保１７年（1732）
家督・正徳５年（1715）相続
従四位下権少将兼摂津守
正室・宮津藩本庄資俊の娘
子女・女子→守山藩松平頼寛室
養子義淳（３代）
３代・義淳（よしあつ）
一門松平友著の長男
生没・宝永２年（1705）～宝暦１１年（1761）
家督・享保１７年（1732）相続
従四位下左近衛権少将
元文４年（1739）本家尾張藩徳川宗春の養子となり、本家相続、名を宗勝と改める
子女・養子義敏（４代）
４代・義敏（よしとし）
義淳の三男、母は馬場氏
生没・享保１９年（1734）～明和８年（1771）
家督・元文４年（1739）相続
従四位下権少将兼中務大輔
正室・守山藩松平頼寛の娘
子女・義柄（５代） 義裕（義柄養子、６代）
女子→尾張藩徳川宗睦養女
５代・義柄（よしえ）
義敏の長男 母は正室松平頼寛の娘
生没・宝暦１０年（1760）～？
家督・明和８年（1771）相続
従四位下侍従兼摂津守
安永６年（1777）本家尾張藩徳川宗睦の養子となるも病没
正室・紀伊藩徳川宗将の娘
子女・養子義裕（６代）
６代・義裕（よしひろ）
４代義敏の次男 母は正室松平頼寛の娘
生没・宝暦１２年（1762）～寛政７年（1795）
家督・安永６年（1777）相続
従四位下権少将兼摂津守
正室・水戸藩徳川宗翰の娘
子女・女子→７代勝当養女→８代義居室
養子勝当（７代）
７代・勝当（かつまさ）
尾張藩徳川宗勝の五男 母は馬場氏
生没・元文２年（1737）～享和元年（1801）
家督・寛政７年（1795）相続
従四位上左近衛権少将兼弾正大弼
正室・なし
子女・養子義居（８代）
養女（６代義裕の娘）→８代義居室
８代・義居（よしすえ）
一橋家徳川治済の七男 母は丸山氏
生没・天明５年（1785）～文化元年（1804）
家督・享和元年（1801）相続
従四位下左近衛権少将兼摂津守
正室・勝当の養女
子女・養子義和（９代）
９代・義和（よしより）
水戸藩徳川治保の次男 母は前田氏
生没・安永５年（1776）～天保３年（1832）
家督・文化元年（1804）相続
正四位下左近衛権少将兼中務大輔
正室・なし
子女・１０代義建 胤昌（三上藩遠藤胤統養子）
女子→広瀬藩松平直諒室
１０代・義建（よしたつ）
義和次男 母は平松氏
生没・寛政１１年（1799）～文久２年（1862）
家督・天保３年（1832）相続
嘉永３年（1850）隠居
正四位下左近衛権少将兼中務大輔
正室・水戸藩徳川治紀の娘
子女・義恕（尾張藩徳川慶臧養子）
武成（浜田藩松平武揚養子） １１代義比
容保（会津藩松平容敬養子）
女子→米沢藩上杉茂憲室
定敬（桑名藩松平猷養子）
義勇（１２代義端養子、１３代）
１１代・義比（よしちか）
義建三男 母は尾崎氏
生没・天保２年（1831）～明治１７年（1884）
家督・嘉永３年（1850）相続
従四位下左近衛権少将兼摂津守
安政５年（1858）尾張藩徳川義恕の養子となり、名を茂徳と改め本家相続。文久３年（1863）に隠居するも、慶応２年（1866）一橋家徳川慶喜の養子となり、名を茂栄と改め一橋家を相続
正室・二本松藩丹羽長富の娘
子女・１２代義端
１２代・義端（よしまさ）
義比長男 母は正室丹羽長富の娘
生没・安政５年（1858）～万延元年（1860）
家督・安政５年（1858）生後２ヵ月で相続
正室・なし
子女・養子義勇（１３代）
１３代・義勇（よしたけ）
義建１０男 母は古森氏
生没・安政６年（1859）～明治２４年（1891）
家督・万延元年（1860）相続
明治２年（1869）隠居
正室・不詳
子女・養子義生（１４代）
１４代・義生（よしなり）
園部藩小出英教の次男 母は某氏
生没・安政２年（1855）～大正９年（1920）
家督・明治２年（1869）相続
正室・義勇の養女（尾張藩徳川慶勝の娘）
継室・尾張藩徳川慶勝の養女（常陸府中松平頼縄の娘）
