十河一存

十河一存(そごう かずなが) ????~1561 
○三好氏 又四郎 長正 之虎 左衛門督 讃岐守 民部大輔
◇父:三好元長 養父:十河景滋(存春) 室:九条稙通女 子:三好義継、十河存之 養子:十河存保
 十河氏は元々讃岐の豪族だが、十河景滋の子・金光が早世したため、阿波・三好氏一族の一存が入嗣。讃岐・十河城主。讃岐・池内城主寒川元政との戦いにおいて、負傷した左腕に塩をすりこみ平然と戦闘を続け、勝利を得たことから、“鬼十河”“夜叉十河”と勇猛をうたわれた。畿内の各戦いにおいても、一存は兄らを凌ぐ働きをして勲功を重ね、三好氏の勢力拡大に貢献したが、瘧を病んで有馬温泉への湯治途中、落馬して急死したという。なお、月代を広く、四角く剃り込む一存の独特の髪型は“十河額”と呼ばれた。