役小角

天皇家

役小角は、修験道や密教の祖といわれる人物。実在した神仏ではあるがかなり神格化されたゆえに、各地の寺社の広告塔として名前を利用されている可能性がかなり高いようだ。

伝説の域を越えないが、役小角は大和の国葛木の茅原に生まれ、幼少から梵字を書き、15歳では登山を日課としていた。
密教の呪術「孔雀の呪術」を使い、道教の秘法「飛天の術」も駆使したといわれている。また、鬼をも使役したともいわれている。
人物紹介
名前 役小角(えんのおづね)、役行者(えんのぎょうじゃ)
関連
略歴(07世紀)(08世紀)
634-甲午-舒明06年以下不詳 伝説による生誕
675-丙戌-天武03年以下不詳 修験道の守護神「金剛蔵王権現」を祈り出したといわれる。
699-己亥-文武03年以下不詳 一言主神の讒言により伊豆に流罪となる。
701-辛丑-大宝01年以下不詳 流刑されたあと、各地で天変地異が頻発し、文武天皇は心を痛め、無事故郷に戻される。
戻った小角は、「仙人になる」と言い残し母を伴い天に昇ったといわれる。(一説には唐に渡ったといわれる)