放射性炭素年代測定法

放射性炭素年代測定法(読み)ホウシャセイタンソネンダイソクテイホウ
デジタル大辞泉の解説
ほうしゃせいたんそ‐ねんだいそくていほう〔ハウシヤセイタンソネンダイソクテイハフ〕【放射性炭素年代測定法
炭素の放射性同位体14(14C)を用いて行う考古学試料などの年代測定法。大気中に一定の濃度で含まれる炭素14が生物体にほぼ同濃度で取り込まれ、生物体が死ぬと、その半減期に従って減り続けるので、試料中の炭素14の量を調べると、その生物の生存年代がわかる。炭素年代測定法。炭素14年代測定法。炭素14法。C14法。C14年代測定法。ラジオカーボンデーティング。カーボンデーティング。

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大辞林 第三版の解説
ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう【放射性炭素年代測定法
炭素の放射性同位体(炭素一四)による絶対年代測定法。炭素一四は、ほぼ一定の濃度で大気中の二酸化炭素に含まれており、生物体にもほとんど同じ濃度で存在する。生物が死ぬと二酸化炭素の取り込みが途絶え、死骸中の炭素一四が一定の半減期で減り続けるので、試料(木片・骨・貝殻など)中の炭素一四の量をもとにしてその生物が生きていた年代を推定することができる。考古学などに利用。ラジオカーボン-デーティング。カーボン-デーティング。

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