脇坂家（竜野藩）
脇坂家 竜野藩 輪違い ５万３０００石
播磨揖保郡竜野（兵庫県たつの市） 譜代格 城主
移封加減増履歴・淡路洲本３万石・慶長１４年→伊予大洲５万３０００石・元和３年→信濃飯田５万５０００石・寛文１２年→播磨竜野５万３０００石
専売品&専売開始年・醤油（明治元年）
江戸城詰席・帝鑑之間 子爵
上屋敷・芝口一丁目海手
人口・全領地４万５２１６人→宝永３年（1706）現在。城下３９９９人、家数１０６７軒→寛政１０年（1798）現在
藩祖・安治（やすはる）
脇坂安明の養嗣子 母は田付景治の妹（実父は景治の従弟とされ、母は安治を生んで安明と再婚、田付家は家老職を累代務める）
生没・天文２３年（1554）～寛永３年（1626）
浅井氏に仕えるも浅井氏滅亡後は秀吉に仕官、秀吉と柴田勝家の賤ヶ岳の戦いでは七本槍の一人に数えられ、天正１１年（1583）山城の内で３０００石を給与される、その後加増を重ね淡路洲本３万石を領有、関ヶ原の戦いでは西軍に属するも小早川秀秋の寝返りと共に徳川方に与し、大谷吉継を撃破する、戦後に本領を安堵され慶長１４年（1609）には伊予三郡に５万３０００余石を給与され大洲城に入る
従五位下中務少輔
元和元年（1615）隠居
正室・西洞院時当の娘（時当は２６代時慶の養父）
子女・２代安元
２代・安元（やすもと）
安治次男 母は西洞院時当の娘
生没・天正１２年（1584）～承応２年（1653）
家督・元和元年（1615）相続
従五位下淡路守
正室・石河光元の娘（光元は豊臣家家臣で竜野城主、関が原の戦いでは西軍に与するが、子の光忠が家康に仕え、後に尾張藩家老となっている）
子女・養子安政（３代）
３代・安政（やすまさ）
佐倉藩藩祖堀田正俊の兄
母は小浜藩酒井忠勝の娘
生没・寛永１０年（1633）～元禄７年（1694）
家督・寛永１７年（1640）安元の養子となり、承応３年（1654）相続
従五位下中務少輔
貞享元年（1684）隠居
正室・棚倉藩松平康映の娘
子女・安村 ４代安照
女子→越前丸岡藩有馬清純室
女子→伊予大洲藩加藤泰恒室
４代・安照（やすてる）
安政次男 母は今井氏
生没・万治元年（1658）～享保７年（1722）
家督・貞享元年（1684）相続
従五位下淡路守
宝永６年（1709）隠居
正室・旗本岡部直好の娘
子女・養女（３代安政の子安村の娘）→丹後峯山藩京極高之室、後に離縁 ５代安清 安利
通用（森藩久留島通政養子）
５代・安清（やすずみ）
安照長男 母は正室岡部直好の娘
生没・貞享２年（1685）～享保７年（1722）
家督・宝永６年（1709）相続
従五位下淡路守
正室・高鍋藩秋月種政の娘
子女・６代安興 女子→甘露寺規長室
女子→挙母藩内藤政里室
６代・安興（やすおき）
安清三男 母は鵜川氏
生没・享保２年（1717）～延享４年（1747）
家督・享保７年（1722）相続
従五位下淡路守
正室・弘前藩津軽信興の娘
子女・７代安弘 女子→備中松山藩板倉勝武室 安実（安弘養子、８代）
女子→美濃今尾藩竹腰勝起室
女子→大和小泉藩片桐貞芳室、離縁後に旗本一柳直住室
７代・安弘（やすひろ）
安興長男 母は正室津軽信興の娘
生没・元文３年（1738）～宝暦７年（1757）
家督・延享４年（1747）相続
従五位下中務少輔
正室・尼崎藩松平忠名の娘
子女・養子安実（８代）
８代・安実（やすざね）
安興次男 母は小堀氏
生没・延享２年（1745）～宝暦９年（1759）
家督・宝暦７年（1757）相続
従五位下伊勢守
正室・なし
子女・養子安親（９代）
９代・安親（やすちか）
近江宮川藩堀田正陳の四男 母は某氏
生没・元文３年（1738）～文化７年（1810）
家督・宝暦９年（1759）相続
天明４年（1784）隠居
正室・旗本上田義当の娘
子女・女子→陸奥福島藩板倉勝長室 １０代安董
女子→但馬豊岡藩京極高有室
女子→陸奥一関藩田村村資室
女子→狭山藩北条氏昉室
１０代・安董（やすただ）
安親次男 母は正室上田義当の娘
生没・明和５年（1768）～天保１２年（1841）
家督・天明４年（1784）相続
天保８年（1837）老中に進む
従四位下侍従、中務大輔
正室・今治藩松平定休の娘
子女・女子→高鍋藩秋月種任室 １１代安宅
女子→薩摩藩島津重豪養女→拳母藩内藤政優室
１１代・安宅（やすおり）
安董の子 母は木村氏
生没・文化６年（1809）～明治７年（1874）
家督・天保１２年（1841）相続
安政４年（1857）老中に進む
従三位侍従
正室・長門府中藩毛利元義の娘
子女・養子安斐（１２代）
１２代・安斐（やすあや）
津藩藤堂高猷の三男 母は橋本氏
生没・天保１０年（1839）～明治４１年（1908）
家督・文久２年（1862）相続
正三位淡路守
正室・遠江浜松藩井上正春の娘
