天見通

天見通

あまのみとおし

別:
天見通命:あまのみとおしのみこと
父:
巨狭山命

伊勢皇大神宮に禰宜(ねぎ)として奉仕した神主家、荒木田氏の祖神。

荒木田氏
中臣氏と同系で大鹿島命の孫天見通命(あまのみとおしのみこと)を祖とする。一族は度会郡大貫に本拠をもち,景行朝に大貫連,成務朝に荒木田神主の姓を賜ったと伝えられる。7世紀後半ごろの首麻呂のころから荒木田を脱し単に神主と称していたが,879年(元慶3)に子孫の訴えにより荒木田神主の本姓に復した。首麻呂の孫の代に,佐禰麻呂の系統を一門,田長の系統を二門とする2派にわかれ,本拠をそれぞれ度会郡小社曾根,田辺(おのおの現在の玉城町)に移した。


天見通ー天布多由岐ー伊己呂比ー大阿礼ー波己利ー荒木田最上ーーー伊勢神宮内宮禰宜家。この一族からは、公卿、国司も輩出された。
天見通」は、垂仁朝倭姫の時に大神宮禰宜に任じられた。
これ以降禰宜職を世襲。(続紀)
俳諧師祖「荒木田守武」国学者「荒木田久老」もこの流れから出た。


国摩大鹿島命━━━巨狭山命━┳━雷大臣命━┳━大小橋命━━━中臣阿麻毘舎卿→(中臣氏)
              ┃      ┃(御味宿称)
              ┃      ┣━意穂命
              ┃      ┗━阿遅速雄命
              ┗━天見通ー天布多由岐ー伊己呂比ー大阿礼ー波己利ー荒木田最上


日本の神々、荒木田氏