不正送金ウイルスにご注意を
■ 不正送金ウイルスにご注意を
銀行サイトにログインした後、「ダウンロード中です」や「読込中です」などの画面が表示され、
送金に必要な暗証番号の入力を求められたので、番号を入力したら、
その瞬間に、心当たりのない口座に不正送金されてしまった。
こんなウイルスが国内でも発生しており、金融機関が注意を呼びかけています。
ショッキングなのは、偽サイトではなく、本物の金融機関サイトにアクセスしている最中に、
堂々と行なわれてしまうことです。
これはウイルスが金融機関へのアクセスを監視して、ログインした後に偽の画面を表示して、
認証番号を入力した瞬間に、特定の口座に送金させるという手口です。
金融機関では、ネットバンキング利用者に、取引内容の確認画面を表示せずに
暗証番号の入力を求めることはないので注意を呼びかけるとともに、
対策として、次のような呼びかけをしています。
推奨される基本対策
・ ウィルス対策ソフトを使う
・ 振込上限金額を高く設定しない
・ 取引受付完了の連絡メールを利用して、異常に気づきやすくする
弊社のウイルス対策ソフト「スーパーセキュリティZERO」には
ネットバンキングやショッピングの安全を考慮して開発された専用の「決済ブラウザ」を搭載しています。
不正送金ウイルスの多くは、ブラウザに入り込んで、コードや設定を書き換える手口が使われます。
その点、決済ブラウザは、仕組み上ウイルスが入り込めないため、
同様の手口を使う新種ウイルスに対しても安全と言えます。
決済ブラウザの特長
・ ウイルスが入り込めない構造
・ 他のプログラムの影響を受けない
・ キーボード情報を盗まれないマウス入力の「ステルスキーボード」
・ 暗号化されていないWi-Fiネットワークでは自動でVPN接続で通信を暗号化
本機能は、通常のブラウザよりも安全を最優先するため、
通常ブラウザで使える機能が使えないところがあります。
バンキング、ショッピングの決済の時だけお使いください。
■ 国内で流行中のウイルス情報(Windows 5月)
弊社のWindows用ウイルス対策ソフト「スーパーセキュリティZERO」が、
先月国内で実際に検出したウイルスに関するレポートがまとまりました。
このデータ集計は、開発元のBitdefender社が毎月実施しています。
2014年5月に検出したウイルス(検出数順)
1 Gen:Variant.Adware.BHO.Agent.4
2 Application.Bundler.InstallBrain.A
3 Adware.SwiftBrowse.P
4 Gen:Variant.Adware.SwiftBrowse.1
5 Gen:Variant.Symmi.17898
5月は、それまで流行していたwebページ改ざんに伴うウイルスは落ち着き、
下記のような、いわゆる迷惑ソフトが上位を占めています。
流行中の迷惑ソフトの例
webブラウザを起動した時に、最初に表示されるホーム画面が
勝手に変更される
手口
「PCのパフォーマンスが低下しています」というようなweb広告から
フリーソフトのインストールを促し、一緒に迷惑ソフトもインストールさせる。
webから無料のソフトをインストールする際には、ご注意を。