小中高生、電子書籍に比べ「紙の本読みやすい」…読書傾向調査
2022/10/27 22:06
この記事をスクラップする
 電子書籍の読書経験がある小中高生は紙の本の方が読みやすいと感じる傾向にあることが、全国学校図書館協議会の学校読書調査でわかった。

 調査は、協議会が児童や生徒の読書傾向を探るため毎年行っている。今年6月に実施し、全国161校の小4~高3計1万4091人が答えた。27日から始まった「読書週間」と出版社や書店が参加し多彩なイベントを展開する「秋の読書推進月間」にあわせまとめた。

 電子書籍を読んだことがあると回答した約7000人に「紙の本と、スマホやタブレットなどを比べると、どちらが読みやすい(わかりやすい)ですか」と聞いた。「紙の本」は、小学生45・6%、中学生40・4%、高校生45・0%だった。「スマホやタブレットなど」は、小学生34・4%、中学生38・5%、高校生34・9%で、いずれも紙の本が上回った。

 読書量の多いとされる女子の方が紙の本を選ぶ傾向にあり、女子は小学生47・6%、中学生45・0%、高校生49・2%で、男子は小学生43・1%、中学生34・9%、高校生39・1%だった。紙の本が選ばれる理由について、酒井邦嘉・東京大教授(言語脳科学)は「物語や小説など、しっかりと内容を追う必要がある読書には、紙の本が適しているためだ」と話している。

&deco(gray,12){a:5 t:1 y:0};


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2024-04-09 (火) 10:19:23