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Pマーク付与企業が起こした個人情報取扱事故、原因内訳(JIPDEC)

Pマーク付与企業が起こした個人情報取扱事故、原因内訳(JIPDEC)

ScanNetSecurity / 2018年8月28日 8時1分

事故報告件数と報告事業者数の推移(指数)

 一般財団法人 日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)は8月27日、「(平成29年度)『個人情報の取扱いにおける事故報告にみる傾向と注意点』について」を発表した。これは、平成29年度中に同協会および審査機関に報告があった、プライバシーマーク(Pマーク)付与事業者の個人情報の取扱いにおける事故についての概要をまとめたもの。

 これによると、平成29年度は、911の付与事業者(前年度は843事業者)より2,399件の事故報告(前年度は2,044件)があり、報告事業者数、事故報告件数ともに前年度から増加した。また、平成29年度末時点の付与事業者数に占める事故報告事業者の割合は5.8%であり、前年度の5.5%から増加している。

 報告された事故の発生原因では、「メール誤送信」が26.5%でもっとも多く、「紛失」(19.1%)、「その他漏えい等」(15.1%)と続いた。前年度との比較では、「メール誤送信」が+5.8ポイントでもっとも増えており、「その他漏えい等」(+1.2ポイント)が続いた。一方で「宛名間違い等」は6.2ポイント減少している。同協会ではメール誤送信事故の増加を受け、防止策の例として「メール送信前確認の徹底」「メーラーの設定変更」「添付ファイルの暗号化」を挙げている。