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ラオスで現生人類の移動地図の再考を促す人骨が出土
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ラオス北部の洞窟の深部で発見された人骨化石は、初期のホモ・サピエンスとみられることが分かった。現生人類が、想定を超える古い年代に東南アジアを通過していたことが示唆された。

タムパリン洞窟(ラオス)の発掘現場。研究者たちはこの洞窟の粘土を細かく調べ、骨片を採取した。 Credit: Fabrice Demeter

考古学者のチームが、ラオス北部のタムパリン洞窟(Tam Pà Ling、サルの洞窟の意味)で2片の骨を発見した。それらは、遅くとも6万8000年前に、早ければ8万6000年前には、ホモ・サピエンス(Homo sapiens)が東南アジアを歩き回っていたことを示唆している。2023年6月13日付でNature Communicationsに発表されたこの研究1は、現生人類がさらに南へと移動する際にこの地域を通った年代が、従来の想定以上に古かったことを示している。なお、オーストラリアに到達した時期は、早ければ6万5000年前、遅くとも5万~5万5000年前とされている(2021年12月号「ヒトがアラビアを通って繰り返し分散した証拠」参照)。タムパリン洞窟の発掘では、過去10年余りの間に、粘土層の間に挟まれた7片の骨が発見されている。この発掘調査に参加しているイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(米国)の人類学者Laura Shackelfordらは、海抜1170 mのパハン(Pa Hang)山の頂にあるこの洞窟まで、熱帯の蒸し暑さの中をいつも歩いて行くしかなかった。
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[[(出典等)>https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v20/n9/%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%81%A7%E7%8F%BE%E7%94%9F%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E3%81%AE%E7%A7%BB%E5%8B%95%E5%9C%B0%E5%9B%B3%E3%81%AE%E5%86%8D%E8%80%83%E3%82%92%E4%BF%83%E3%81%99%E4%BA%BA%E9%AA%A8%E3%81%8C%E5%87%BA%E5%9C%9F/122349]]

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