天皇弥栄
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天皇弥栄(すめらぎ いやさか) 慶應義塾大学講師 竹田 ...
第1回 皇統保守のために
■親王殿下御誕生万歳!
平成18年9月6日、秋篠宮妃殿下が国民待望の若宮を御出産遊...
日本は現存する国家の中で世界最古の歴史を持つ。その長い...
皇統断絶の危機が叫ばれ、男系伝承の大原則を変更する法案...
これを機に、平成16年から本格化した皇室典範改定への動き...
■平成の山口乙矢
思い起こせば、男系維持派は命を賭けて発言していたと思う...
しかし、一方の女系天皇容認派の中に、命を賭けて発言して...
なぜ、男系維持派は覚悟を決めた発言をしていたのか。それ...
■皇統の危機はまだ解決していない
若宮殿下の御誕生で、若い世代におひと方、皇位継承者を得...
かつて皇位継承の危機に当たり、宮家から天皇を立てたこと...
若宮殿下御誕生までは「いかに皇位継承者を確保するか」が...
「神風」で事なきを得たが、次なる段階は神頼みではなく、...
第2回 「女帝」とは何か
■例外なき男系継承
これまでわが国には125代の天皇のうち八方十代の「女帝」(...
そのうち、六方八代は飛鳥時代から奈良時代にかけての200...
そのため、女帝は一代限り認められるものであり、女帝の子...
女帝が一代限りとされたことで、女帝の次は本来皇位に就く...
■女帝は一代限りの暫定政権
多くの女帝が出現した奈良・飛鳥時代は、まだ皇位継承の制...
最初の女帝・推古天皇は欽明天皇の皇女で、敏達天皇の皇后...
「女帝は男子の継承者不在につき女性が天皇になった例」と...
■成長を待つ女帝
三番目の女帝・持統天皇からは成立の背景が違ってくる。天...
また、四番目の元明天皇は子の成長を待つため、五番目の元...
一方、江戸期に859年ぶりに成立した七番目の女帝・明正天...
■男系継承は世界の常識
ではなぜ天皇は男性であることが原則なのだろうか。これに...
日本の天皇は「祭り主」であり、権威的存在であるため、他...
第3回 なぜ男系継承でなくてはならないか
■もはや理由などどうでもよい
「天皇の皇位がなぜ男系によって継承されてきたか」。これ...
だが、理論よりも前に、存在する事実がある。男系継承の原...
もはや理由などどうでもよいのである。特定の目的のために...
■男系継承とは家の領域の問題
男系継承は男女の性別の問題と勘違いされるが、そうではな...
民間であっても、息子の子に家を継がせるのが自然で、娘の...
民間ならば、継承者不在でも、外孫を養子にとって家を継が...
■男系継承は男性を締め出す原理
また、男系継承は女性蔑視の制度だという人がいる。これも...
ところで、「愛子さまが天皇になれないのは可哀そう」とい...
皇后陛下が失語症になられたこともあった。しかし、見事に...
■国体の継承は現代日本人の責務
男系継承の原理は簡単に言語で説明できるものではないが、...
第4回 天皇を政治利用する政治家と官僚
■皇室を弄ぶ政治家たち
皇室典範の議論で政治家と官僚が公に「陛下の御意思」を語...
また「週刊新潮」平成18年2月9日号によると、武部勤幹事長...
それだけではない。これは私が安倍元総理から直接聞いた話...
■捏造された論旨
では、果たして「陛下の御意思」は確かなのか。もしこれが...
皇族として唯一皇室典範問題でご発言遊ばされた寛仁親王殿...
また、ある神社関係者が有識者会議メンバーの一人であるY...
■綸言汗の如し
政治に直接お関わりにならない陛下のお振る舞いこそ、立憲...
政治家と官僚が揃って口にした「女系天皇は陛下の御意思」...
第5回 皇位継承問題と大御心
■皇位継承問題と大御心
よく「大御心(おおみごころ/天皇の意思)」という言葉が...
葦津珍彦先生は「天皇の地位が世襲的なものである以上、天...
したがって、もし天皇がそのような大御心に反する事を仰せ...
この考え方によれば、もし天皇の個人的な御意思と大御心が...
■皇位継承の大御心は如何に
したがって、大御心とは今上天皇の個人的な意思とは直接関...
皇位継承が万世一系の男系によって継承されてきたことは歴...
にも関わらず政治家や官僚、そして言論人までもが自由に天...
■陛下に政治発言を求めてはいけない
総じて、天皇陛下に皇位継承の問題についてお考えを伺うこ...
私は天皇陛下が皇祖皇宗の遺訓に反するような御考えをお持...
したがって、陛下がいずれのお考えであるにしても問題が生...
■御聖断は国体を守る最終局面
しかしながら、もし国民が皇統の問題で大御心に反する法案...
我が国の憲政史上において、天皇の発言が政治を決定し、も...
だが、陛下に御聖断を仰ぐ事態は、極めて異常な事態であり...
国民はそのようなことで宸襟を悩ますことのないように、皇...
第6回 「すめらぎ」の意味について
■「天皇」と書いて何とよむ?
小欄は「天皇弥栄」という名称を掲げている。なぜ「天皇」...
本来ならば「天皇」は「てんのう」と読むのが一般的であり...
まず「てんのう」は中国の音であるため、祝詞などでは大和...
■「すめらみこと」か「すめらぎ」か
「すめらみこと」と読むと、特定の天皇、もしくは今上天皇を...
例えば「すめらみこと」の用例を調べると、いずれも特定の...
■日本人が最後に護るべきもの
三島由紀夫は生前、日本人が最後に護るべきものは、天皇で...
三島の言う三種の神器とは、すなわち皇統を意味する。皇統...
ただし、玉体と神器が同時に危機に瀕するとは極端な譬えで...
■「すめらぎ」無くして日本は無し
日本という国家が存在していることによって、我々日本国民...
日本を滅亡させようと思っても、簡単にできはしない。核兵...
日本の皇室が二千年以上続いたのは偶然ではない。それは必...
第7回 なぜ京都御所にはお堀がないか?
■皇室はなぜ二千年以上続いてきたか
日本の皇室はなぜ二千年以上も続いてきたのだろう。皇室が...
高松宮宣仁親王殿下が生前に同妃喜久子殿下に次のようにお...
「皇族というのは国民に護ってもらっているんだから、過剰な...
殿下は皇族であられるので、謙虚なお考えをお示しになった...
■丸腰の京都御所が語るもの
そのことが視覚的によく分かるのは、京都御所の佇まいであ...
京都御所は設計の段階から、敵が攻めてくることなど一切考...
■天皇を殺めようとした者はいない
もし本当に天皇を暗殺しようと思ったら、薄くて高くもない...
国内で戦争が起きることはあっても、それは武家の権力闘争...
もっとも、天皇や皇族が攻撃の対象となり、また皇居の周辺...
■天皇と国民は対立関係にない
しかし、世界史の常識では、王は軍事要塞である城に住むも...
また、世界の王は軍事力だけでなく、民衆の蜂起を常に警戒...
日本の天皇を世界の王と同じようなものと考えたら大きな間...
第8回 天皇と日本のモノづくり
■御召列車の運行と鉄道技術
日本は「モノづくりの国」といわれる。これは、日本人の気...
たとえば、日本の鉄道技術は世界の最先端を走っているとい...
御召列車の運行には、・御召列車と並走する列車があっては...
きつい運行ダイヤを縫うようにして設定された御召列車の運...
■技術の伝承を支えた式年遷宮
伊勢の神宮の式年遷宮も、日本の技術を守るための重要な役...
式年遷宮では、御ご 正しょう宮ぐうのお建物を全てお建て...
■天皇の御存在はモノづくりの励みに
そして、日本全国には、いつか天皇陛下に献上することを夢...
ただし、拝金的な個人主義が横行する現代日本の姿を見てい...
■モノづくりと日本の未来
大東亜戦争で国土が焦土と化したにもかかわらず、異邦人に...
今、たとえばアメリカから買い付ける価値のある工業製品と...
第9回 陵墓の調査は慎重に
■応神天皇御陵への立入許可
平成二十三年二月二十四日、学術研究のために応神天皇御陵...
現在の天皇陛下は第一二五代でいらっしゃる。つまり、初代...
■平成十七年の内規見直し
しかし、平成に入ると宮内庁が墳丘の裾を補修する工事をす...
学者たちは、しきりに天皇陵の墳丘上部への立ち入りを求め...
■天皇の御存在はモノづくりの励みに
宮内庁がこれまで調査を許可してこなかったのは、陵墓の「...
たしかに、古墳時代の歴史には謎が多く、歴史に興味がある...
ところが、それがなし崩し的になって御陵の静謐を冒すこと...
■御陵を大切になさる陛下のお姿
エジプトのピラミッドや中国の兵馬俑などの王の墓のように...
まして発掘までもが許される事態となれば、御陵の尊厳は完...
第10回 古事記を取り戻せば日本は輝く
■トインビーの予言
「十二、十三才くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族...
これは、二十世紀を代表する歴史学者であるアーノルド・J...
我が国が連合国の占領下にあったとき「歴史的事実ではない...
日本の若者が日本神話を知らないという異常事態は、わが国...
■連合国の占領の目的は唯一つ
記紀を封印し、国民の意識の中から抹消することは、日本の...
すなわち、連合国は日本人と日本神話を引き裂くことによっ...
そのうえ、日本神話を教えないという戦略は、一見民族の滅...
■ゆでガエル症候群
生きたカエルをゆでようと煮立った湯に入れても、カエルは...
もし連合国が、占領期間中に皇室を廃止し、政府を解体し、...
しかし、神話を教えないという方法は、同じ結果を導くにも...
■神話を知ることに意義がある
神話というものは、必ずしも史実だけが書かれたものではな...
ところが、近代合理主義の権化ともいえる米国は、対日政策...
平成二十四年は古事記千三百周年に当たる。来年こそ、国民...
第11回 女性宮家創設は「禁じ手」
■俄かに浮上した女性宮家創設案
御不例により東大付属病院にご入院中であられた天皇陛下が...
その後官邸と宮内庁は、皇族が今後減少する問題を解決する...
この読売新聞のスクープ記事が切っ掛けとなり、メディアで...
■皇族の減少への対策は必要
たしかに、官邸と宮内庁が危惧するように、このままでは将...
現在皇室には天皇陛下の他に、二十二方の皇族がいらっしゃ...
しかも、今後皇族がご誕生になる可能性があるのは、将来秋...
■女性宮家は形を変えた女系天皇論
ところが、皇族を確保するために、如何なる手段を講じても...
女性宮家創設というのは一般人の耳に優しく響くだろう。し...
■女性宮家を可能にする唯一の方法
ただし、女性宮家を創設させる方法は一つだけ存在する。そ...
「旧皇族は六十年以上民間の垢にまみれてきた」との主張も...
今般の女性宮家創設を、女系天皇容認の方向ではなく、これ...
第12回 女性宮家創設にメリットはあるか
■男系と女系の違いを知らなかった官房長官
平成二十四年三月十二日に行われた参議院予算委員会で、有...
官房長官の後ろに控える官僚が、慌てて書類を探し出し、暫...
一般の国会議員が知らないならともかく、官房長官は皇室典...
■女性宮家は陛下の御意思でないことが確認された
この予算委員会では、もう一つ重要なことが明らかになった...
羽毛田長官は陛下の御意思を受けて発言しているというのは...
■女性宮家創設で御公務は軽減されるか
またこの質疑では、野田総理が、女性宮家創設は「天皇陛下...
しかし、そこには大きな嘘が隠されている。女性皇族方は、...
したがって、女性宮家を創設すれば陛下の御公務軽減に繋が...
■御公務軽減のためには
天皇陛下の御公務は、先ず祭祀と年中行事で、年間の予定の...
陛下が御多忙であられるのも、ひとえに宮内庁の責任なので...
政府が提言する女性宮家創設によって、皇統を担えない宮家...
第13回 聖上の大葬と山陵に関する一考察
■羽毛田長官の発表で明らかになった聖旨
羽毛田信吾宮内庁長官は定例会見で、天皇と皇后の埋葬方法...
大喪と御陵について叡慮が明らかになるのは異例であり、し...
埋葬方法変更の思召は、民の生活を慮る天皇陛下のお気持ち...
■皇后陛下の御遠慮と羽毛田長官の嘘
ところが、羽毛田長官が埋葬方法の思召を公表したその翌週...
合葬の聖旨について、「御遠慮」なさる皇后陛下の思召もま...
しかし、両陛下の崇高なお気持ちとは裏腹に、宮内庁の対応...
違和感はそれだけではない。そもそも埋葬に関して陛下のお...
あまつさえ、なぜこの時期に埋葬の話題を持ち出すのか、不...
■真の忠臣の行動とは何か
しかし、埋葬方法変更の御意思が分かったとはいえ、どこま...
幕末の大火で、孝明天皇が御所に留まると仰せになったとこ...
御意思ありきではなく、これを参考にしつつも、伝統と将来...
第14回 竹島・尖閣事件を国益に転じるために
■韓国大統領の暴走
八月十日に韓国の李明博大統領が竹島に不法上陸をした。...
そして、十四日には李大統領が天皇に謝罪を要求したと報じ...
尖閣上陸事件を契機として、中国各地で反日デモが起こり、...
この八月は、日本国民にとって、韓国と中国に対する激怒と...
■五輪を踏みにじった李氏と朴氏
五輪は平和の祭典であり、大会期間中には戦争を止めるとい...
しかも、五輪憲章は競技会場などでの政治的宣伝活動を一切...
また、元首が元首に宛てた親書を返送することは、戦争を控...
■全ては日本の国益に繋がる
このような忌々しい事件が相次ぐと、いくら温厚な日本人で...
竹島を実効支配しているのは韓国であり、韓国にとっては、...
また、天皇を屈辱する発言自体は看過できない問題だが、こ...
竹島・尖閣の一連の事件のお陰で、これまで国防に興味がな...
眠れる獅子が目覚めようとしている。日本が普通の国になる...
終了行:
天皇弥栄(すめらぎ いやさか) 慶應義塾大学講師 竹田 ...
第1回 皇統保守のために
■親王殿下御誕生万歳!
平成18年9月6日、秋篠宮妃殿下が国民待望の若宮を御出産遊...
日本は現存する国家の中で世界最古の歴史を持つ。その長い...
皇統断絶の危機が叫ばれ、男系伝承の大原則を変更する法案...
これを機に、平成16年から本格化した皇室典範改定への動き...
■平成の山口乙矢
思い起こせば、男系維持派は命を賭けて発言していたと思う...
しかし、一方の女系天皇容認派の中に、命を賭けて発言して...
なぜ、男系維持派は覚悟を決めた発言をしていたのか。それ...
■皇統の危機はまだ解決していない
若宮殿下の御誕生で、若い世代におひと方、皇位継承者を得...
かつて皇位継承の危機に当たり、宮家から天皇を立てたこと...
若宮殿下御誕生までは「いかに皇位継承者を確保するか」が...
「神風」で事なきを得たが、次なる段階は神頼みではなく、...
第2回 「女帝」とは何か
■例外なき男系継承
これまでわが国には125代の天皇のうち八方十代の「女帝」(...
そのうち、六方八代は飛鳥時代から奈良時代にかけての200...
そのため、女帝は一代限り認められるものであり、女帝の子...
女帝が一代限りとされたことで、女帝の次は本来皇位に就く...
■女帝は一代限りの暫定政権
多くの女帝が出現した奈良・飛鳥時代は、まだ皇位継承の制...
最初の女帝・推古天皇は欽明天皇の皇女で、敏達天皇の皇后...
「女帝は男子の継承者不在につき女性が天皇になった例」と...
■成長を待つ女帝
三番目の女帝・持統天皇からは成立の背景が違ってくる。天...
また、四番目の元明天皇は子の成長を待つため、五番目の元...
一方、江戸期に859年ぶりに成立した七番目の女帝・明正天...
■男系継承は世界の常識
ではなぜ天皇は男性であることが原則なのだろうか。これに...
日本の天皇は「祭り主」であり、権威的存在であるため、他...
第3回 なぜ男系継承でなくてはならないか
■もはや理由などどうでもよい
「天皇の皇位がなぜ男系によって継承されてきたか」。これ...
だが、理論よりも前に、存在する事実がある。男系継承の原...
もはや理由などどうでもよいのである。特定の目的のために...
■男系継承とは家の領域の問題
男系継承は男女の性別の問題と勘違いされるが、そうではな...
民間であっても、息子の子に家を継がせるのが自然で、娘の...
民間ならば、継承者不在でも、外孫を養子にとって家を継が...
■男系継承は男性を締め出す原理
また、男系継承は女性蔑視の制度だという人がいる。これも...
ところで、「愛子さまが天皇になれないのは可哀そう」とい...
皇后陛下が失語症になられたこともあった。しかし、見事に...
■国体の継承は現代日本人の責務
男系継承の原理は簡単に言語で説明できるものではないが、...
第4回 天皇を政治利用する政治家と官僚
■皇室を弄ぶ政治家たち
皇室典範の議論で政治家と官僚が公に「陛下の御意思」を語...
また「週刊新潮」平成18年2月9日号によると、武部勤幹事長...
それだけではない。これは私が安倍元総理から直接聞いた話...
■捏造された論旨
では、果たして「陛下の御意思」は確かなのか。もしこれが...
皇族として唯一皇室典範問題でご発言遊ばされた寛仁親王殿...
また、ある神社関係者が有識者会議メンバーの一人であるY...
■綸言汗の如し
政治に直接お関わりにならない陛下のお振る舞いこそ、立憲...
政治家と官僚が揃って口にした「女系天皇は陛下の御意思」...
第5回 皇位継承問題と大御心
■皇位継承問題と大御心
よく「大御心(おおみごころ/天皇の意思)」という言葉が...
葦津珍彦先生は「天皇の地位が世襲的なものである以上、天...
したがって、もし天皇がそのような大御心に反する事を仰せ...
この考え方によれば、もし天皇の個人的な御意思と大御心が...
■皇位継承の大御心は如何に
したがって、大御心とは今上天皇の個人的な意思とは直接関...
皇位継承が万世一系の男系によって継承されてきたことは歴...
にも関わらず政治家や官僚、そして言論人までもが自由に天...
■陛下に政治発言を求めてはいけない
総じて、天皇陛下に皇位継承の問題についてお考えを伺うこ...
私は天皇陛下が皇祖皇宗の遺訓に反するような御考えをお持...
したがって、陛下がいずれのお考えであるにしても問題が生...
■御聖断は国体を守る最終局面
しかしながら、もし国民が皇統の問題で大御心に反する法案...
我が国の憲政史上において、天皇の発言が政治を決定し、も...
だが、陛下に御聖断を仰ぐ事態は、極めて異常な事態であり...
国民はそのようなことで宸襟を悩ますことのないように、皇...
第6回 「すめらぎ」の意味について
■「天皇」と書いて何とよむ?
小欄は「天皇弥栄」という名称を掲げている。なぜ「天皇」...
本来ならば「天皇」は「てんのう」と読むのが一般的であり...
まず「てんのう」は中国の音であるため、祝詞などでは大和...
■「すめらみこと」か「すめらぎ」か
「すめらみこと」と読むと、特定の天皇、もしくは今上天皇を...
例えば「すめらみこと」の用例を調べると、いずれも特定の...
■日本人が最後に護るべきもの
三島由紀夫は生前、日本人が最後に護るべきものは、天皇で...
三島の言う三種の神器とは、すなわち皇統を意味する。皇統...
ただし、玉体と神器が同時に危機に瀕するとは極端な譬えで...
■「すめらぎ」無くして日本は無し
日本という国家が存在していることによって、我々日本国民...
日本を滅亡させようと思っても、簡単にできはしない。核兵...
日本の皇室が二千年以上続いたのは偶然ではない。それは必...
第7回 なぜ京都御所にはお堀がないか?
■皇室はなぜ二千年以上続いてきたか
日本の皇室はなぜ二千年以上も続いてきたのだろう。皇室が...
高松宮宣仁親王殿下が生前に同妃喜久子殿下に次のようにお...
「皇族というのは国民に護ってもらっているんだから、過剰な...
殿下は皇族であられるので、謙虚なお考えをお示しになった...
■丸腰の京都御所が語るもの
そのことが視覚的によく分かるのは、京都御所の佇まいであ...
京都御所は設計の段階から、敵が攻めてくることなど一切考...
■天皇を殺めようとした者はいない
もし本当に天皇を暗殺しようと思ったら、薄くて高くもない...
国内で戦争が起きることはあっても、それは武家の権力闘争...
もっとも、天皇や皇族が攻撃の対象となり、また皇居の周辺...
■天皇と国民は対立関係にない
しかし、世界史の常識では、王は軍事要塞である城に住むも...
また、世界の王は軍事力だけでなく、民衆の蜂起を常に警戒...
日本の天皇を世界の王と同じようなものと考えたら大きな間...
第8回 天皇と日本のモノづくり
■御召列車の運行と鉄道技術
日本は「モノづくりの国」といわれる。これは、日本人の気...
たとえば、日本の鉄道技術は世界の最先端を走っているとい...
御召列車の運行には、・御召列車と並走する列車があっては...
きつい運行ダイヤを縫うようにして設定された御召列車の運...
■技術の伝承を支えた式年遷宮
伊勢の神宮の式年遷宮も、日本の技術を守るための重要な役...
式年遷宮では、御ご 正しょう宮ぐうのお建物を全てお建て...
■天皇の御存在はモノづくりの励みに
そして、日本全国には、いつか天皇陛下に献上することを夢...
ただし、拝金的な個人主義が横行する現代日本の姿を見てい...
■モノづくりと日本の未来
大東亜戦争で国土が焦土と化したにもかかわらず、異邦人に...
今、たとえばアメリカから買い付ける価値のある工業製品と...
第9回 陵墓の調査は慎重に
■応神天皇御陵への立入許可
平成二十三年二月二十四日、学術研究のために応神天皇御陵...
現在の天皇陛下は第一二五代でいらっしゃる。つまり、初代...
■平成十七年の内規見直し
しかし、平成に入ると宮内庁が墳丘の裾を補修する工事をす...
学者たちは、しきりに天皇陵の墳丘上部への立ち入りを求め...
■天皇の御存在はモノづくりの励みに
宮内庁がこれまで調査を許可してこなかったのは、陵墓の「...
たしかに、古墳時代の歴史には謎が多く、歴史に興味がある...
ところが、それがなし崩し的になって御陵の静謐を冒すこと...
■御陵を大切になさる陛下のお姿
エジプトのピラミッドや中国の兵馬俑などの王の墓のように...
まして発掘までもが許される事態となれば、御陵の尊厳は完...
第10回 古事記を取り戻せば日本は輝く
■トインビーの予言
「十二、十三才くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族...
これは、二十世紀を代表する歴史学者であるアーノルド・J...
我が国が連合国の占領下にあったとき「歴史的事実ではない...
日本の若者が日本神話を知らないという異常事態は、わが国...
■連合国の占領の目的は唯一つ
記紀を封印し、国民の意識の中から抹消することは、日本の...
すなわち、連合国は日本人と日本神話を引き裂くことによっ...
そのうえ、日本神話を教えないという戦略は、一見民族の滅...
■ゆでガエル症候群
生きたカエルをゆでようと煮立った湯に入れても、カエルは...
もし連合国が、占領期間中に皇室を廃止し、政府を解体し、...
しかし、神話を教えないという方法は、同じ結果を導くにも...
■神話を知ることに意義がある
神話というものは、必ずしも史実だけが書かれたものではな...
ところが、近代合理主義の権化ともいえる米国は、対日政策...
平成二十四年は古事記千三百周年に当たる。来年こそ、国民...
第11回 女性宮家創設は「禁じ手」
■俄かに浮上した女性宮家創設案
御不例により東大付属病院にご入院中であられた天皇陛下が...
その後官邸と宮内庁は、皇族が今後減少する問題を解決する...
この読売新聞のスクープ記事が切っ掛けとなり、メディアで...
■皇族の減少への対策は必要
たしかに、官邸と宮内庁が危惧するように、このままでは将...
現在皇室には天皇陛下の他に、二十二方の皇族がいらっしゃ...
しかも、今後皇族がご誕生になる可能性があるのは、将来秋...
■女性宮家は形を変えた女系天皇論
ところが、皇族を確保するために、如何なる手段を講じても...
女性宮家創設というのは一般人の耳に優しく響くだろう。し...
■女性宮家を可能にする唯一の方法
ただし、女性宮家を創設させる方法は一つだけ存在する。そ...
「旧皇族は六十年以上民間の垢にまみれてきた」との主張も...
今般の女性宮家創設を、女系天皇容認の方向ではなく、これ...
第12回 女性宮家創設にメリットはあるか
■男系と女系の違いを知らなかった官房長官
平成二十四年三月十二日に行われた参議院予算委員会で、有...
官房長官の後ろに控える官僚が、慌てて書類を探し出し、暫...
一般の国会議員が知らないならともかく、官房長官は皇室典...
■女性宮家は陛下の御意思でないことが確認された
この予算委員会では、もう一つ重要なことが明らかになった...
羽毛田長官は陛下の御意思を受けて発言しているというのは...
■女性宮家創設で御公務は軽減されるか
またこの質疑では、野田総理が、女性宮家創設は「天皇陛下...
しかし、そこには大きな嘘が隠されている。女性皇族方は、...
したがって、女性宮家を創設すれば陛下の御公務軽減に繋が...
■御公務軽減のためには
天皇陛下の御公務は、先ず祭祀と年中行事で、年間の予定の...
陛下が御多忙であられるのも、ひとえに宮内庁の責任なので...
政府が提言する女性宮家創設によって、皇統を担えない宮家...
第13回 聖上の大葬と山陵に関する一考察
■羽毛田長官の発表で明らかになった聖旨
羽毛田信吾宮内庁長官は定例会見で、天皇と皇后の埋葬方法...
大喪と御陵について叡慮が明らかになるのは異例であり、し...
埋葬方法変更の思召は、民の生活を慮る天皇陛下のお気持ち...
■皇后陛下の御遠慮と羽毛田長官の嘘
ところが、羽毛田長官が埋葬方法の思召を公表したその翌週...
合葬の聖旨について、「御遠慮」なさる皇后陛下の思召もま...
しかし、両陛下の崇高なお気持ちとは裏腹に、宮内庁の対応...
違和感はそれだけではない。そもそも埋葬に関して陛下のお...
あまつさえ、なぜこの時期に埋葬の話題を持ち出すのか、不...
■真の忠臣の行動とは何か
しかし、埋葬方法変更の御意思が分かったとはいえ、どこま...
幕末の大火で、孝明天皇が御所に留まると仰せになったとこ...
御意思ありきではなく、これを参考にしつつも、伝統と将来...
第14回 竹島・尖閣事件を国益に転じるために
■韓国大統領の暴走
八月十日に韓国の李明博大統領が竹島に不法上陸をした。...
そして、十四日には李大統領が天皇に謝罪を要求したと報じ...
尖閣上陸事件を契機として、中国各地で反日デモが起こり、...
この八月は、日本国民にとって、韓国と中国に対する激怒と...
■五輪を踏みにじった李氏と朴氏
五輪は平和の祭典であり、大会期間中には戦争を止めるとい...
しかも、五輪憲章は競技会場などでの政治的宣伝活動を一切...
また、元首が元首に宛てた親書を返送することは、戦争を控...
■全ては日本の国益に繋がる
このような忌々しい事件が相次ぐと、いくら温厚な日本人で...
竹島を実効支配しているのは韓国であり、韓国にとっては、...
また、天皇を屈辱する発言自体は看過できない問題だが、こ...
竹島・尖閣の一連の事件のお陰で、これまで国防に興味がな...
眠れる獅子が目覚めようとしている。日本が普通の国になる...
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