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複数PCでの利用に向く「antiX Linux」、USB起動でも快適

題の8種を厳選、軽量Linuxはどう選ぶ?
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複数PCでの利用に向く「antiX Linux」、USB起動でも快適
福田 和宏
2022.12.22
全2326文字
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軽量Linuxは、USBメモリーなどのメディアから簡単に起動でき、低スペックのパソコンでも快適に使える。この特集では、8種類の軽量LinuxをTPO別に厳選して紹介する。

開発元▶antiX Linux
Webサイト▶https://antixlinux.com/
 antiX Linux(以下、antiX)は、USBメモリーから起動して快適に利用できるようにさまざまな工夫を凝らした軽量ディストリビューションです。UEFIに対応したブートローダーを採用し、起動時間の短縮など高速化を図っているほか、デスクトップ環境として軽量な「Rox-IceWM」を採用。永続化領域を自動設定する機能なども搭載しており、「USBメモリーを持ち運んで、どんなPCでも快適に利用したい」と考えている人に特にオススメです。

 アプリについても、WebブラウザーやPDFビューアー、メディアプレーヤーなど軽快に動作する標準アプリを数多く搭載(表1)。Debianをベースとして開発されているため、APTを使ったDebian向けアプリのインストールも可能です。「パッケージインストーラー」を使ったGUIでのアプリ追加にも対応しています。

表1 antiX Linuxのbaseエディションが標準搭載する主な軽量アプリ
[画像のクリックで拡大表示]
 デスクトップ環境は、標準のRox-IceWMに加えてFluxboxやJWMといった軽量デスクトップ環境も用意しており(図1)、メニューから選ぶだけで簡単に切り替えられます。

図1 軽量デスクトップ環境を複数搭載している
それらの一つ「zzz-Fluxbox」のデスクトップ画面。
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