フリードリヒ・ニーチェ『哲学者の書』(Historical)
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''フリードリヒ・ニーチェ『哲学者の書』''
フリードリヒ・ニーチェ『哲学者の書』(ニーチェ全集3、渡...
ふむ。随分と大それた本を選んでしまいました(笑)。
私が、かの大哲学者の著書を評しようとは、畏れ多いにもほど...
この『哲学者の書』と題されたちくま学芸文庫版全集の第3巻は...
所謂初期のニーチェの、遺稿集として編纂されたものです。
さて、なぜ、この巻なのか、というと、ここには、「『われら...
訳者である渡辺二郎の解説によれば、この草稿は『反時代的考...
もともと文献学者であったニーチェは、『悲劇の誕生』で文献...
そういったわけで、この考察は、文献学への批判に満ちていま...
これを、ニーチェが浴びせられた非難への「逆襲」と釈る論者...
決して、文献学を潰そうと言うことではない。そういう意味で...
ですから、この時点で、彼はやはり文献学者なのです。
(まぁ、そんな区別はどうでもいいことですが)
さて、ニーチェがここで言おうとしているのは、文献学の、或...
一般的に、文献学は、古典の「正しい読解」を問題にします。
その時の「正しさ」は、いったい何処から来るのか。ニーチェ...
よく、ニーチェは、ギリシア神話的(デュオニュソス的)価値...
もちろん、そう言うことは、間違いではないでしょうし、特に...
しかし、少なくとも、この「『われら文献学者』をめぐる考察...
この言い分は、安っぽく(?)言ってしまえば、「先入観無し...
ニーチェは、当時の文献学が、当時の価値観(つまりキリスト...
そうしたことを「教育施設(ギムナジウム)」のあり方や、文...
こうしたことは、学閥的な日本の「文献学」にも、一種通じる...
なるほど、こうしたことを論じていけば、教育制度や、そもそ...
だから、おそらく始めは純粋に「方法論」を問題にしようとし...
そういうニーチェの「挫折」が、彼を大哲学者にのし上げた、...
ともかく、ニーチェの批判は、私の目には、例えば古田武彦や...
古田武彦は、『「邪馬台国」はなかった』で、こう言っていま...
「すなわち、現代のわたしたちに「不審に見える」個所は、い...
「「どうせ、わたしたちより劣った、昔の人間のことだ。いろ...
ニーチェが批判しているのも、やはり、そういう「一見合理主...
(ちなみに、ニーチェはこの草稿でしきりにフリードリヒ・ア...
また、津田左右吉は、歴史学に「概念」を導入することを徹底...
(津田の歴史観/「歴史学」観については、別に詳細に述べる...
それはさておき、私にとっては、そういう意味で、今後もじっ...
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フリードリヒ・ニーチェ『哲学者の書』(ニーチェ全集3、渡...
ふむ。随分と大それた本を選んでしまいました(笑)。
私が、かの大哲学者の著書を評しようとは、畏れ多いにもほど...
この『哲学者の書』と題されたちくま学芸文庫版全集の第3巻は...
所謂初期のニーチェの、遺稿集として編纂されたものです。
さて、なぜ、この巻なのか、というと、ここには、「『われら...
訳者である渡辺二郎の解説によれば、この草稿は『反時代的考...
もともと文献学者であったニーチェは、『悲劇の誕生』で文献...
そういったわけで、この考察は、文献学への批判に満ちていま...
これを、ニーチェが浴びせられた非難への「逆襲」と釈る論者...
決して、文献学を潰そうと言うことではない。そういう意味で...
ですから、この時点で、彼はやはり文献学者なのです。
(まぁ、そんな区別はどうでもいいことですが)
さて、ニーチェがここで言おうとしているのは、文献学の、或...
一般的に、文献学は、古典の「正しい読解」を問題にします。
その時の「正しさ」は、いったい何処から来るのか。ニーチェ...
よく、ニーチェは、ギリシア神話的(デュオニュソス的)価値...
もちろん、そう言うことは、間違いではないでしょうし、特に...
しかし、少なくとも、この「『われら文献学者』をめぐる考察...
この言い分は、安っぽく(?)言ってしまえば、「先入観無し...
ニーチェは、当時の文献学が、当時の価値観(つまりキリスト...
そうしたことを「教育施設(ギムナジウム)」のあり方や、文...
こうしたことは、学閥的な日本の「文献学」にも、一種通じる...
なるほど、こうしたことを論じていけば、教育制度や、そもそ...
だから、おそらく始めは純粋に「方法論」を問題にしようとし...
そういうニーチェの「挫折」が、彼を大哲学者にのし上げた、...
ともかく、ニーチェの批判は、私の目には、例えば古田武彦や...
古田武彦は、『「邪馬台国」はなかった』で、こう言っていま...
「すなわち、現代のわたしたちに「不審に見える」個所は、い...
「「どうせ、わたしたちより劣った、昔の人間のことだ。いろ...
ニーチェが批判しているのも、やはり、そういう「一見合理主...
(ちなみに、ニーチェはこの草稿でしきりにフリードリヒ・ア...
また、津田左右吉は、歴史学に「概念」を導入することを徹底...
(津田の歴史観/「歴史学」観については、別に詳細に述べる...
それはさておき、私にとっては、そういう意味で、今後もじっ...
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