古事記 下-6
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古事記 下の卷
六、清寧天皇・顯宗天皇・仁賢天皇
清寧天皇
御子のシラガノオホヤマトネコの命(清寧天皇)、大和の磐...
シジムの新築祝い
――前に出たイチノベノオシハの王の物語の續きで山部氏によつ...
ここに山部の連小楯が播磨の國の長官に任命されました時に...
武士であるわが君のお佩きになつている大刀の柄に、赤い模樣...
と述べましたから、小楯が聞いて驚いて座席から落ちころんで...
歌垣
――日本書紀では、武烈天皇の太子時代のこととし、歌も多く相...
そこで天下をお治めなされようとしたほどに、平群の臣の祖...
御殿のちいさい方の出張りは、隅が曲つている。
かく歌つて、その歌の末句を乞う時に、ヲケの命のお歌いに...
大工が下手だつたので隅が曲つているのだ。
シビがまた歌いますには、
王子樣の御心がのんびりしていて、
臣下の幾重にも圍つた柴垣に
入り立たずにおられます。
ここに王子がまた歌いますには、
潮の寄る瀬の浪の碎けるところを見れば
遊んでいるシビ魚の傍に
妻が立つているのが見える。
シビがいよいよ怒つて歌いますには、
王子樣の作つた柴垣は、
節だらけに結び※(「廴+囘」、第4水準2-12-11)してあつて、
切れる柴垣の燒ける柴垣です。
ここに王子がまた歌いますには、
大きい魚の鮪を突く海人よ、
その魚が荒れたら心戀しいだろう。
鮪を突く鮪の臣よ。
かように歌つて歌を掛け合い、夜をあかして別れました。翌...
ここでお二方の御子たちが互に天下をお讓りになつて、オケ...
顯宗天皇
イザホワケの天皇の御子、イチノベノオシハの王の御子のヲ...
茅草の低い原や小谷を過ぎて
鈴のゆれて鳴る音がする。
置目がやつて來るのだな。
ここに置目が「わたくしは大變年をとりましたから本國に歸...
置目よ、あの近江の置目よ、
明日からは山に隱れてしまつて
見えなくなるだろうかね。
初め天皇が災難に逢つて逃げておいでになつた時に、その乾...
天皇、その父君をお殺しになつたオホハツセの天皇を深くお...
仁賢天皇
――以下十代は、物語の部分が無く、もつぱら帝紀によつている...
ヲケの王の兄のオホケの王(仁賢天皇)、大和の石の上の廣...
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古事記 下の卷
六、清寧天皇・顯宗天皇・仁賢天皇
清寧天皇
御子のシラガノオホヤマトネコの命(清寧天皇)、大和の磐...
シジムの新築祝い
――前に出たイチノベノオシハの王の物語の續きで山部氏によつ...
ここに山部の連小楯が播磨の國の長官に任命されました時に...
武士であるわが君のお佩きになつている大刀の柄に、赤い模樣...
と述べましたから、小楯が聞いて驚いて座席から落ちころんで...
歌垣
――日本書紀では、武烈天皇の太子時代のこととし、歌も多く相...
そこで天下をお治めなされようとしたほどに、平群の臣の祖...
御殿のちいさい方の出張りは、隅が曲つている。
かく歌つて、その歌の末句を乞う時に、ヲケの命のお歌いに...
大工が下手だつたので隅が曲つているのだ。
シビがまた歌いますには、
王子樣の御心がのんびりしていて、
臣下の幾重にも圍つた柴垣に
入り立たずにおられます。
ここに王子がまた歌いますには、
潮の寄る瀬の浪の碎けるところを見れば
遊んでいるシビ魚の傍に
妻が立つているのが見える。
シビがいよいよ怒つて歌いますには、
王子樣の作つた柴垣は、
節だらけに結び※(「廴+囘」、第4水準2-12-11)してあつて、
切れる柴垣の燒ける柴垣です。
ここに王子がまた歌いますには、
大きい魚の鮪を突く海人よ、
その魚が荒れたら心戀しいだろう。
鮪を突く鮪の臣よ。
かように歌つて歌を掛け合い、夜をあかして別れました。翌...
ここでお二方の御子たちが互に天下をお讓りになつて、オケ...
顯宗天皇
イザホワケの天皇の御子、イチノベノオシハの王の御子のヲ...
茅草の低い原や小谷を過ぎて
鈴のゆれて鳴る音がする。
置目がやつて來るのだな。
ここに置目が「わたくしは大變年をとりましたから本國に歸...
置目よ、あの近江の置目よ、
明日からは山に隱れてしまつて
見えなくなるだろうかね。
初め天皇が災難に逢つて逃げておいでになつた時に、その乾...
天皇、その父君をお殺しになつたオホハツセの天皇を深くお...
仁賢天皇
――以下十代は、物語の部分が無く、もつぱら帝紀によつている...
ヲケの王の兄のオホケの王(仁賢天皇)、大和の石の上の廣...
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