日本人シュメール起源説
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***「日本人シュメール起源説」の謎 [#vebe0153]
●現在の歴史学が“世界最古”とする文明はシュメール文明である...
シュメール人は、遥かな古代、どこからともなくこの地に姿を...
(左)シュメールの初期王朝期の石膏像 (右)華麗な姿で有...
ウル遺跡のジッグラト。シュメールといえばこの聖塔が思い浮...
●このシュメール人の存在は、わずか150年ほど前の1850...
メソポタミアの歴史に詳しい聖書も、古代ギリシア・ローマの...
シュメールは、数多くの文明が興亡を繰り返してきた
メソポタミア地方の最南部に興った。だが、
いつ、どのような経路を通ってその地に
やってきたのか誰も知らない。
●20世紀になって欧米考古学者、言語学者、オリエント史学者...
【1】シュメールの楔形文字は、漢字の形成とほぼ同じ過程を...
【2】シュメール文字は現代日本語の漢字仮名まじりと同じ構...
【3】シュメール文字は子音のみならず母音をも記す(シュメ...
【4】シュメール語は膠着語である
※ 日本人は漢字仮名まじり文章で生活しており、日本語の文法...
シュメール文字の発達経過を示した表。
人類が使っている文字の源流がここにある。
●日本において、シュメール文明についての研究は、戦前早くか...
だが、そんな研究報告の多くがあまりにも驚異的な内容を含ん...
もっとも、それを最初に唱えたのは日本人ではなかった。元禄...
●しかし、当時の日本には、まだ、民族の歴史を世界史規模で考...
が、大正年間になって、バビロニア語を学んだ原田敬吾氏がこ...
「人類発生の原点とみられる西アルメニア高原から流れ出す、...
●これが原田説の骨子だが、彼は論拠として「シュメールの日の...
原田氏がこの「日本人シュメール起源説」を最初に提示したの...
◆
●この原田説を継承、発展させたのが三島敦雄氏である。
伊予大三島神社に奉職し、神社・古典に造詣の深い三島氏は、...
緻密な論証によって、日本人の起源を
シュメールに求めた三島敦雄氏の
『天孫人種六千年史の研究』
●まず、三島氏はいう。
「古語に天皇をスメラミコトとも、スメラギ、ミカド、明津神...
この語源とは何か。
「スメ(皇)、スメラ(天皇)とは古代バビロニア語のスメル...
すなわち、三島氏によれば天皇の古語はすべてシュメール語で...
また、古代バビロニアの日像鏡、月像の首かざり、武神のシン...
●ただ、三島氏は日本に渡来したのはシュメール人だけではない...
彼は大陸の東端にある日本列島には、様々な民族が渡来・漂着...
結局、三島氏の日本人シュメール起源説を要約すると、次のよ...
「古代の日本列島にはさまざまな民族が渡ってきたが、建国の...
◆
●この三島氏に先立つ大正10年、『古事記神話の新研究』で、...
石川氏は明治時代に活躍したキリスト教社会主義者だが、社会...
石川氏もまた、日本とメソポタミアの文明が非常によく似てい...
メソポタミアと日本文明の関係を
追究した石川三四郎氏の
『古事記神話の新研究』
●“鉄を発明した民族”として知られるヒッタイト人は、紀元前2...
ヒッタイト人もまた、シュメール人と同様、どこから現れ、ど...
「私はこのバビロンの神話を日本に伝えたのはおそらくヒッタ...
彼はその証拠として、
【1】天忍穂耳命が「正勝吾勝勝速目」の名を自ら冠り、「吾...
【2】その「カチ、カチ」民族すなわちヒッタイトであること。
【3】ヒッタイトの岩屋生活は、天孫民族の天の岩屋戸に酷似...
【4】天孫民族の八咫烏(やたがらす)はヒッタイトの両頭鷲...
【5】古事記が諸神を『柱』の語で数えるのは、ヒッタイト人...
など9項目をあげ、それを詳しく論証している。
強大な勢力によって、当時、世界最強の
エジプト軍さえ打ち破ったヒッタイト人
ヒッタイト人もまた、シュメール人と同様、どこから現れ、
どうやってその“鉄の文明”を築き、どこへ行ってしまった
のか、まったく解明されていない謎の民族である
●更に注目すべきことは、石川氏が“ヒッタイト人の謎”に挑戦し...
彼は、紀元前2004年にメソポタミアから突然姿を消したシ...
また、アナトリアの厳しい自然の中に、突然、高度な金属技術...
◆
●ところで、「シュメール起源説」と「日ユ同祖論」はどのよう...
戦前、東洋宣教師会ホーリネス教会を指導した中田重治氏は、...
彼は次のように述べている。
「このヘテ人と文明の祖となったシュメール人とは非常な関係...
●これは石川説とほとんど軌を一にしている。
そして、シュメールとの関係についてはこう述べている。
「シュメール人は聖書のエラム、すなわち今のぺルシアの都ス...
もちろん、中田説の中心は“日本人はセム系の古代イスラエル民...
◆
●ちなみに、元衆議院議員の黒岩重治氏は、『大和民族の発祥』...
「ユダヤ人の祖先であるヘブライ人は、スメルの奴隷であった...
◆
●なお、八切止夫氏の『天皇アラブ渡来説』によれば、三島氏の...
しかし、1945年8月の敗戦後、アメリカの占領軍は、この...
八切止夫氏の
『天皇アラブ渡来説』
●ところで、最近、シュメールと古代日本をめぐる謎に関して、...
たとえば、アメリカ・オリエント学会は、その学会誌の198...
「ついこの間まで、プレアデス星団を指すシュメール語ムル・...
そして彼は「将来のオリエント学は、日本の文化と古代シュメ...
●また、今、日本列島で衝撃的な発見が相次いでいる。
まず最初に山口県下関市の西端、関門海峡を目の前にする彦島...
●日本のペトログラフ研究のパイオニアである吉田信啓氏は、ア...
「欧米の学者が“環太平洋にペトログラフがある以上、日本列島...
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***「日本人シュメール起源説」の謎 [#vebe0153]
●現在の歴史学が“世界最古”とする文明はシュメール文明である...
シュメール人は、遥かな古代、どこからともなくこの地に姿を...
(左)シュメールの初期王朝期の石膏像 (右)華麗な姿で有...
ウル遺跡のジッグラト。シュメールといえばこの聖塔が思い浮...
●このシュメール人の存在は、わずか150年ほど前の1850...
メソポタミアの歴史に詳しい聖書も、古代ギリシア・ローマの...
シュメールは、数多くの文明が興亡を繰り返してきた
メソポタミア地方の最南部に興った。だが、
いつ、どのような経路を通ってその地に
やってきたのか誰も知らない。
●20世紀になって欧米考古学者、言語学者、オリエント史学者...
【1】シュメールの楔形文字は、漢字の形成とほぼ同じ過程を...
【2】シュメール文字は現代日本語の漢字仮名まじりと同じ構...
【3】シュメール文字は子音のみならず母音をも記す(シュメ...
【4】シュメール語は膠着語である
※ 日本人は漢字仮名まじり文章で生活しており、日本語の文法...
シュメール文字の発達経過を示した表。
人類が使っている文字の源流がここにある。
●日本において、シュメール文明についての研究は、戦前早くか...
だが、そんな研究報告の多くがあまりにも驚異的な内容を含ん...
もっとも、それを最初に唱えたのは日本人ではなかった。元禄...
●しかし、当時の日本には、まだ、民族の歴史を世界史規模で考...
が、大正年間になって、バビロニア語を学んだ原田敬吾氏がこ...
「人類発生の原点とみられる西アルメニア高原から流れ出す、...
●これが原田説の骨子だが、彼は論拠として「シュメールの日の...
原田氏がこの「日本人シュメール起源説」を最初に提示したの...
◆
●この原田説を継承、発展させたのが三島敦雄氏である。
伊予大三島神社に奉職し、神社・古典に造詣の深い三島氏は、...
緻密な論証によって、日本人の起源を
シュメールに求めた三島敦雄氏の
『天孫人種六千年史の研究』
●まず、三島氏はいう。
「古語に天皇をスメラミコトとも、スメラギ、ミカド、明津神...
この語源とは何か。
「スメ(皇)、スメラ(天皇)とは古代バビロニア語のスメル...
すなわち、三島氏によれば天皇の古語はすべてシュメール語で...
また、古代バビロニアの日像鏡、月像の首かざり、武神のシン...
●ただ、三島氏は日本に渡来したのはシュメール人だけではない...
彼は大陸の東端にある日本列島には、様々な民族が渡来・漂着...
結局、三島氏の日本人シュメール起源説を要約すると、次のよ...
「古代の日本列島にはさまざまな民族が渡ってきたが、建国の...
◆
●この三島氏に先立つ大正10年、『古事記神話の新研究』で、...
石川氏は明治時代に活躍したキリスト教社会主義者だが、社会...
石川氏もまた、日本とメソポタミアの文明が非常によく似てい...
メソポタミアと日本文明の関係を
追究した石川三四郎氏の
『古事記神話の新研究』
●“鉄を発明した民族”として知られるヒッタイト人は、紀元前2...
ヒッタイト人もまた、シュメール人と同様、どこから現れ、ど...
「私はこのバビロンの神話を日本に伝えたのはおそらくヒッタ...
彼はその証拠として、
【1】天忍穂耳命が「正勝吾勝勝速目」の名を自ら冠り、「吾...
【2】その「カチ、カチ」民族すなわちヒッタイトであること。
【3】ヒッタイトの岩屋生活は、天孫民族の天の岩屋戸に酷似...
【4】天孫民族の八咫烏(やたがらす)はヒッタイトの両頭鷲...
【5】古事記が諸神を『柱』の語で数えるのは、ヒッタイト人...
など9項目をあげ、それを詳しく論証している。
強大な勢力によって、当時、世界最強の
エジプト軍さえ打ち破ったヒッタイト人
ヒッタイト人もまた、シュメール人と同様、どこから現れ、
どうやってその“鉄の文明”を築き、どこへ行ってしまった
のか、まったく解明されていない謎の民族である
●更に注目すべきことは、石川氏が“ヒッタイト人の謎”に挑戦し...
彼は、紀元前2004年にメソポタミアから突然姿を消したシ...
また、アナトリアの厳しい自然の中に、突然、高度な金属技術...
◆
●ところで、「シュメール起源説」と「日ユ同祖論」はどのよう...
戦前、東洋宣教師会ホーリネス教会を指導した中田重治氏は、...
彼は次のように述べている。
「このヘテ人と文明の祖となったシュメール人とは非常な関係...
●これは石川説とほとんど軌を一にしている。
そして、シュメールとの関係についてはこう述べている。
「シュメール人は聖書のエラム、すなわち今のぺルシアの都ス...
もちろん、中田説の中心は“日本人はセム系の古代イスラエル民...
◆
●ちなみに、元衆議院議員の黒岩重治氏は、『大和民族の発祥』...
「ユダヤ人の祖先であるヘブライ人は、スメルの奴隷であった...
◆
●なお、八切止夫氏の『天皇アラブ渡来説』によれば、三島氏の...
しかし、1945年8月の敗戦後、アメリカの占領軍は、この...
八切止夫氏の
『天皇アラブ渡来説』
●ところで、最近、シュメールと古代日本をめぐる謎に関して、...
たとえば、アメリカ・オリエント学会は、その学会誌の198...
「ついこの間まで、プレアデス星団を指すシュメール語ムル・...
そして彼は「将来のオリエント学は、日本の文化と古代シュメ...
●また、今、日本列島で衝撃的な発見が相次いでいる。
まず最初に山口県下関市の西端、関門海峡を目の前にする彦島...
●日本のペトログラフ研究のパイオニアである吉田信啓氏は、ア...
「欧米の学者が“環太平洋にペトログラフがある以上、日本列島...
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