五帝
五帝(読み)ゴテイ
デジタル大辞泉の解説
中国古代の五人の聖君。諸説があるが、「史記」では黄帝・顓頊(せんぎょく)・帝嚳(ていこく)・尭(ぎょう)・舜(しゅん)。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙 中国古代の聖君五人。諸説あって、「史記‐五帝本紀」は黄帝・顓頊(せんぎょく)・帝嚳(ていこく)・帝堯・帝舜とし、「書経‐序」は少昊(しょうこう)・顓頊・帝嚳・唐堯・虞舜とし、また、包犠(ほうぎ)・神農・黄帝・堯・舜をいうこともある。→三皇五帝。
※経国集(827)二〇・栗原年足対策文・策問「龍鳳別レ紀、五帝不レ相二楽一。金水逓旋、三王不レ相二襲礼一」 〔周礼‐地官・大司徒〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
「三皇五帝」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
→三皇五帝
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
世界大百科事典内の五帝の言及
【三皇五帝】より
…中国古代伝説上の8人の帝王の総称。三皇と五帝に分かれる。戦国時代末に,伝説的な帝王を3人あるいは5人にまとめる考えがあり,天皇・地皇・人皇(泰皇ともいう)の三皇説があらわれる。…
【天帝】より
…天帝は元来は唯一神であったであろうが,その力を代行する職能神が実際的な力をふるったことや,春秋戦国時代には各国がそれぞれに天帝を祭ろうとしたことから,帝は必ずしも唯一のものではなくなる。漢代になると秦の畤(し)の祭祀を引きついで帝は五帝(五方の帝――青帝,赤帝,黄帝,白帝,黒帝)に整理され,五帝の上に昊天上帝(こうてんじようてい),太一(たいいつ),天皇上帝(てんこうじようてい)などと呼ばれる最高神が位置する天上のヒエラルヒーが完成する。皇帝天【小南 一郎】。…
※「五帝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報