前漢
前漢(読み)ゼンカン
デジタル大辞泉の解説
中国古代の王朝。秦(しん)の滅亡後、前202年、楚の項羽を破った漢王劉邦(りゅうほう)(高祖)が建国。都は長安。中央集権体制が確立された武帝のときに全盛期を迎えた。8年、王莽(おうもう)によって倒された。西漢。
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大辞林 第三版の解説
中国、古代の統一王朝。秦の滅亡後、劉邦(高祖)が建国(前202~後8)。都は長安。武帝のとき、最盛期を迎えたが、その死後、外戚・宦官かんがんが実権を握り、王莽おうもうに国を奪われた。西漢。
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精選版 日本国語大辞典の解説
中国、秦の崩壊後、劉邦(高祖)が建てた統一王朝(前二〇二‐後八)。首都は長安。東の洛陽を都とした後漢(東漢)に対して、西漢とも呼ばれる。秦の制度を継承しつつ独自の支配体制を確立、以後二千余年の中国的な中央集権政治の骨格を形成すると同時に、漢字・漢文によって代表される漢民族の文化の母胎となった。一四代二一〇年で平帝のとき、王莽に簒奪(さんだつ)されて滅亡したが、二五年に後漢として復活。
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旺文社世界史事典 三訂版の解説
前202〜後8
漢が王莽 (おうもう) の新によって中断されるまでをいう。➡ 漢
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百科事典マイペディアの解説
→漢
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
「漢」のページをご覧ください。
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
→ 漢
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世界大百科事典内の前漢の言及
【漢】より
…ただし漢は紀元8年に外戚の王莽(おうもう)によって帝位を奪われて一時中断したが,25年には一族の劉秀(光武帝)によって復活した。そのため王莽が簒奪する以前の漢を前漢といい,復活後の漢を後漢という。また前漢は都を長安におき,後漢は都を洛陽に定めたため,都の位置から前漢を西漢,後漢を東漢とよぶことがある。…
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