ニュースの真相。「EV化はトヨタ潰し」の裏側を徹底検証!

ニュースの真相。「EV化はトヨタ潰し」の裏側を徹底検証!

2023/2/19(日) 20:01配信

変革期の苦労は全産業に共通。なぜトヨタだけを問題視するのか?

トヨタの社長交代発表後のニュースが止まりません。別に悪い事ではありませんが、さすがに世界一の自動車会社だけに、その後の分析・憶測と続くのも無理なきこと。きっと新年度突入後もニュースは続くのでしょう。ココまでの流れを見ると、自動車専門誌の流れを組むメディアはポジティブ、新聞・TV・ビジネス系メディアは依然としてネガティブ、というか、死角はどこにあるのか? という感じ。無論、素晴らしい視点をお持ちの方もいらっしゃいます。

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まあ、メディアなんて心配事を取り上げた方がウケはいい。それはゴシップ記事同様なんですが、例えば先日、「H3ロケット打ち上げ失敗!」なんて見出しが躍りましたが、「このまま打ち上げたら失敗することが明白。ポチッと押して打ち上げを中断した」というのが真実でしょう。もし強行すればロケットは空中爆発。危うく大切な積荷も失うところでした。つまり、「JAXA関係者は勇気ある素晴らしい仕事を成し遂げた」と、むしろ称えるべきだと思うのです。

ニュースの見出しなり、論調でいえば「EV化はトヨタ潰し」なんて記事や論客も目にします。しかしその変革は、トヨタだけにとどまるものではありません。2番手のフォルクスワーゲングループも大変だし、EV化は既存の自動車会社の体力を奪い産業構造に変革をもたらします。確かにトヨタは日本を代表する世界一の自動車会社。ですが、ふかんすればピンポイントで攻撃されているとはワタシには思えません。

しかし、「もしも世界がトヨタを潰しにかかるなら……」という仮説も考えて見ましょう。ワタシのようなポンコツモータージャーナリストが妄想の末に辿りつく答えは? (1)テスラタワーを実用化しフリーエネルギーを供給、(2)水でクルマが走る技術を実用化、(3)空飛ぶパーソナルモビリティを1000万円以内で販売する、の3つです。コレをトヨタに真っ先にやられたらいまの権力層はオシマイでしょうね。よって、エネルギー&CO2利権も崩壊。

さらに進めて「主要先進国のクルマがすべてBEV」という世界を妄想してみましょう。リアルには電力が足りませんので、まず常温核融合炉のパワーステーションの普及が必要になります。自然任せの風力・水力・太陽光は補うものであって、現実は甘くありません。レアメタルなどの資源も最低100年は目途を立てる必要があります。

EV時代最大の懸念は全モビリティのオンライン化です。コネクト技術は日進月歩ですが、悪用されるサイテーの時代を危惧します。その理由を簡単にいうとワンクリックで走行中のクルマを停車させられるから。つまり、ドロボーが逃走しようにもBEVなら30分と経たずにクルマを置いて逃げる羽目になります。よって、スティーブ・マックイーン主演の「ブリッド」のような映画は成立せず。コレすなわち近未来の新統治機構そのものといわざるを得ません。

現実的には皆がスマホを持ち歩き様々なサービスを利用しているので、量子コンピュータの普及で個人を把握・管理できます。ジャック・バウアーが「電池を抜けー!」と叫んでスマホを叩き壊しても、電子通信機器は特定できるというハナシもあり、まるで一人一人にマイクロチップが埋め込まれているも当然なのかもしれませんね。その先にあるのは国家解体か? コワ~(笑)

最後にワタシがトヨタに望むことをカキコしておきます。まず、BMWの株式を20%程度買っちゃってください。いざとなればフォルクスワーゲングループは政府統治、メルセデスもその配下に収められるに違いありません。タッグを組むなら今のうち。クルマ屋同志、連携を強化しましょう。

あと、いまならお値打ちなテスラ株も買い戻しましょう。柴犬好きのイーロン・マスクと電話1本で直接話せる関係を再構築。ファルコンロケット飛ばしても、なんせ彼らは民間です。「よう! イーロン」、「おお! モリゾウ」、この関係がトヨタを強化・発展させると確信(本能的に)。

結論です。妄想癖あるポンコツモータージャーナリストが導き出した答えは、「世界はスペクターが牛耳り、傘下のショッカーは日本の出先機関」となります。政治家や役人はBotなんで国民のために……なんて働きません。皆さんが想像する近未来の世界像を掲示板に書き込みお聞かせください。楽しみにしていますよ~!!

Text:Seiichi Norishige

教重 誠一


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