食材まめ知識 =「じゃがいも」のビタミンCは熱に強いのが特徴!
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食材まめ知識 =「じゃがいも」のビタミンCは熱に強いのが特徴!=
じゃがいもは、南米アンデス山脈あたりが原産で、日本には1600年ごろに
入ってきたといわれています。多くの品種がありますが、日本で多く栽培され
ているのは、男爵(だんしゃく)とメークイン。北海道が最大の生産地で、夏
の終わりから秋にかけて収穫されます。栄養成分のほとんどがでんぷんで、ビ
タミンやミネラル類をバランスよく含んでおり、特にビタミンCが豊富。じゃ
がいものビタミンCは、でんぷんに保護されているため加熱しても壊れにくく、
効率よく摂取できるといわれています。また、余分な塩分を体外へ排出し、高
血圧の予防に役立つといわれているカリウムも、多く含んでいます。でんぷん
が多い男爵は、ホクホク感が特徴で、コロッケ、ポテトサラダ、フライドポテ
トなどにオススメ。メークインは煮崩れしにくいのが特徴で、シチューやカレー
などの煮込み料理に向いています。
じゃがいもの芽や緑色に変色した皮には、ソラニンという有毒物質が含まれて
いるので、ていねいに取り除いてから調理しましょう。比較的保存はききます
が、光にあたると芽が出たり緑色に変色したりするので、冷暗所で保存してく
ださい。