ミタンニ

前15世紀、メソポタミア北部にあった王国。エジプト新王国、ヒッタイトなどと抗争した。前13世紀ごろ、アッシリアに滅ぼされた。
 前16世紀からメソポタミアの北方の山岳地帯を支配したミタンニ人が建てた国で、ミタンニ人はインド=ヨーロッパ語族とされている。しかし、ミタンニを構成していた多くの人々は、もともとコーカサス地方にいたフルリ人(フリ人ともいう)であったという。このフルリ人の民族系統は不明である。
 前15世紀にはシリア・イラク地方に進出してきたエジプト新王国と対抗、他方で小アジアのヒッタイトとも抗争した。前14世紀にはヒッタイトに敗れて衰退する。メソポタミア北部でははじめはアッシリア人を服属させていたが、そのアッシリア人がヒッタイト人から鉄器を学び、次第に有力となる中でミタンニは前13世紀ごろ滅亡した。 → その位置はヒッタイトの地図を参照


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2018-11-02 (金) 06:51:00