「大根」は葉も栄養たっぷり!

「大根」は葉も栄養たっぷり!

 大根はアブラナ科の野菜で、日本ではスズシロ、オオネなどと呼ばれて古代から食用されてきました。今では日本各地で栽培されていて、日本人の食卓に欠かすことのできない野菜の一つとなっています。いろいろな品種の中で、甘みがあり上部が緑色を帯びている青首大根が現在の主流。白い根の部分よりも葉の方が栄養豊富で、ビタミンC、カロテン、カルシウム、鉄などを多く含んでいます。捨てずに大根の煮物の青みや、味噌汁、いため物などに利用しましょう。
 根の部分には、でんぷん消化酵素であるジアスターゼが多く含まれており、消化促進・健胃作用があるといわれています。葉に近い部分は甘みがあるので、サラダなどの生食向き。先端部分は辛いので、大根おろしなどの薬味に適しています。煮物の場合は、脂の多い食材(ぶりや豚バラ肉など)との組み合わせがオススメ。
 保存するときは、根の水分を葉に吸収されないように、付け根ギリギリのところで切り分けます。そして、新聞紙などに包んで保存袋に入れ、野菜室で保存しましょう。

▼△選び方ポイント▼△
白くきめ細かく、張りと光沢のあるものが新鮮です。また、ずっしりと重みのあるものを選びましょう。葉が切り落とされているものは、切り口がみずみずしいものが新鮮です。

食材まめ知識