「在日3世」の私が、韓国に住んだら・・・

「在日3世」の私が、韓国に住んだら「もはや“韓国人を信じられない”と確信した」ヤバすぎる現実…!

12/9(金) 7:33配信
現代ビジネス
「在日3世」の私が「韓国不信」になったワケ

photo by gettyimages

 私が10年前、韓国ではじめて会社を起こす時、周り(韓国人)に言われた「在日が代表をすると色々と苦労をするよ」の一言で、韓国人の代表を立てることになった。

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 そこそこの企業が韓国進出する場合と違って、小さな自営業を営む上で母国であるはずの韓国で、まさか「在日」というだけで色眼鏡で見られて、ビジネスにも支障を来たすとはどこまで感情的な国なんだろう……そう思ったのも、今は懐かしく思える。

 韓国で自営業者として10年以上住んでみると、日本より「泣き寝入り」をする比率が高いように思う。

 私の場合、もともと韓国に住む羽目になったのは、信用した韓国人の不払いによる民事裁判がきっかけだった。

 ここで知り合った韓国在住の自営業者たちと会えば「あの話どうなった?」「連絡つかないよ、飛ばれたかな」との会話は日常茶飯事なのだ。

 私自身も7年を過ぎた頃、それまで繋がっていた韓国人の電話番号を全て削除したほど、「韓国人不信」だった時期があった。
「面の皮の厚い輩」たち

 中には前回の案件がまだ不払いで、支払いに関して大喧嘩したにもかかわらず、それを忘れたかの様に「助けてほしい、手伝ってほしい」と連絡がくるから始末に困る。

 こんな話も日本人自営業者の中では「あるある」な話の様だが、そんな「面の皮の厚い輩」が一人や二人では無いのが韓国の様である。

 韓国でよく聞く話、「もし数千万円、1億円の不払いを裁判(刑事、民事)にかけられても返せないと押し通せば数十万円の罰金と半年間刑務所に入れば事が済む、それなら刑務所に入ったほうが儲かるだろ」と友人が話してくれる。

 自営業を長くしてもさすがに「この発想は無かった」と目から鱗であった(笑)。

 この話を聞いて納得できるのが、韓国では詐欺の事件裁判が2016年で日本の16倍以上という現実だ。現在は、もっと増えているかもしれない。

 何気に乗ったタクシーの運転手と話しても「カンナムの9割は詐欺師」と決めつけているが、それほど韓国では事件が多発しているのだろう。
韓国の「詐欺」

 ただ一つ注意したいのは韓国人は自分が損をしたと感じる全ての名称を「詐欺」と呼ぶことだ。

 株で損をしても「詐欺にあった」、車を買って故障したら「詐欺にあった」、スーパーで自分が間違えて買っても「詐欺の様なスーパー」、約束をやぶっても「詐欺師の様なやつ」と、何でも「詐欺」で片付ける。

 最初聞き慣れないと何から何まで「詐欺」と呼ぶので混乱しがちだ。

 以前、被害になったという業者に話を聞いてみると、「それは相手もどうしようもない状況でそれでもちゃんと説明責任、謝罪、返済計画を話してるでしょう、それは詐欺ではないのでは?」となっても、損をした本人は「詐欺」だと決めつけている。

 日本の場合、「嘘つき」「大風呂敷を広げる」「山師」とか個人の性質に対して呼ぶ名称はそれぞれで、そこから人物像がわかったりするが、韓国では一括りで「詐欺師」なのだ。

 韓国に来てこれほど「詐欺」という言葉を聞く機会の多さ、韓国人の感覚に今も正直、気持ち悪ささえ感じて居る。
韓国で契約書に何の効力が?

 韓国ではお互いよく慣れ親しんだ業者間で「契約書なんて何の役にも立たない」と嘆くことが多い。

 私含めて、韓国の多くの下請け業者が契約書はあっても無駄と考えている。

 先日も、インテリア業者から聞いたある食品製造工場の話では契約を交わし、搬入する機材も再三確認したが、機材搬入後、機材の入れ替え(変更)を言い渡された。

 もちろん契約内容の予算では対処できないとなったが、発注者が自分たちの判断ミスにもかかわらず、どうしても余分な予算は出さないとなり、機材業者も呆れ返ってしまった。

 現在その現場は3月から止まっており未だ解決の目処が立ってないのだ。

 まず先に理解しておくべきは、韓国では日本の国民金融公庫の様に起業時に無担保で貸す融資制度は存在しない。
泣き寝入り、ばっかり!

 知人の日本人業者からの話だが、ある韓国人の若者がカフェをオープンしようと物件を借り、内装工事の契約を済ませ工事に着手。工事が終わってカフェがオープンしてるにもかかわらず支払いがない。

 発注者は支払い期日が過ぎてやっと「後、半年待ってほしい」と業者に泣きつくのだが、実は韓国での日本でいう金融公庫の様な機関での借入を起こすのに半年以上の実績が必要なのだ。

 韓国では何が何でも起業は自分で行い、実績として半年過ぎると公的機関の借入申請が行える。

 実績半年から申請資格が出来るだけで実際に借りるとなると難しいのが現状だ。

 当然、銀行は不動産、金融、証券資産が無いと貸さない、こういった金融システムが素人でもちょっと調べればすぐわかることなのだが、韓国では知ってか知らずかそういう支払いができなくての見切り発車する確信犯も多いのだ。

 結局、この業者は月15%の売上を支払いの一部として貰い、借入を起こすと言う半年を待ったが案の定、借入が上手くいかずもう半年待つ羽目になっている。

 かく言う私も数年前に財閥の甥っ子と一緒に仕事をし、その報酬の未払いに対して裁判も起こし勝訴してるにも関わらず、いまだ支払われず泣き寝入りしている次第だ。
「韓国財閥」という成金たち

 10月2日の朝鮮日報から「日本に3万社・ドイツに1万社ある創業年数100年以上の企業、韓国には10社」との報道があった。

 内容は韓国の中小企業中央会が9月5日に明らかにしたところによると、日本には創業100年を超える長寿企業が計3万3079社ある。また、米国は1万2789社、ドイツは1万73社という調査結果が出たと報告。

 韓国で「財閥で名家といえば…」と考えても思い付かない理由がここにあった。

 韓国の財閥とは65年基本条約締結以降にできた会社が大半で、名家と呼べる財閥企業はないのだ。発展途上の中でできた財閥が大半で、何世代もその土地、国に貢献してきた名家と言うのはない。

 その昔、土地の名家も存在はした物の発展途上の混沌とした中で左派や右派と振り回され良い様に利用され没していった家が多い。

 韓国の財閥は1世はがむしゃらに会社を大きくするために働き、2世の一部はその親の背中を見て会社を守り、さらなる発展への努力をするが昨今の2世、3世ともなると私がよく話す「バカボン」が多い様に感じる。
衝撃の「太鼓持ち」

 日本でも私の周りに自営業を営む先輩、後輩が居るが、その中には「バカボン」と呼んでしまう先輩、後輩もいる。

 何しろ金遣いが派手だったり少し感覚が違うのと言うか成金の匂いがするのだ。

 韓国でも知りあった財閥2世の彼には必ず飲み屋について回る「太鼓持ち」がいる。私自身も初めて太鼓持ち(仕事として)と同席したのだが、何しろその場を楽しくさせる漫談の様な話やマジックを披露していくのだ。

 財閥2世の彼の話ではこの様な「太鼓持ち」は数名いる中でその場にいた「彼が1番のお気に入り」でどこに行くにも彼を呼んでると話す。

 こういった席に何度か招かれ考えるのは、彼もゆくゆくはどこかグループ企業の代表に収まるかと思うと、そこに何かやり切れないものを感じてしまう。
韓国は「しんどい」

 韓国で暮らすと日本で暮らすよりも思った以上に「多いな」と感じることがある。

 韓国人の挨拶の一つで「最近どう?」「生活がしんどいよ」とする話があるが「しんどい」のは皆同じなのに敢えて口にする事が理解に苦しむがこの挨拶は誰に会っても聞くフレーズの一つなのだ。

 私も文政権になって初めてこのフレーズの意味を理解した。

 韓国人達が生まれ育った国であいさつの一つとしてこんなフレーズのやり取りをする本当の意味の深さに文政権も一役買った訳だが韓国で自営業を営む事は本当にしんどい。

 日本では「名古屋(各地方)で商売が上手く出来ればどこに行ってもやって行ける」とか言われるが、韓国での商売経験はどこに行っても通用しない気がする。

 未だ私利私欲と見栄しか無いこの国で人間性や質を求める事以上に難しい事は無いのだ。

 さらに連載記事『「在日3世」が呆れる、韓国でまたまた「反日正義」の“ヤバすぎる現実”と「ある日本人」の“トンデモ発言”の中身…! 』では、筆者がさらに韓国で直面した“ヤバすぎる現実”についてレポートしよう。

豊 璋(在韓国コンサルタント)