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サンフランシスコ平和条約の内容と条約締結後の日本

【近現代(明治時代~)】 サンフランシスコ平和条約の内容と条約締結後の日本

【近現代(明治時代〜)】 サンフランシスコ平和条約の内容と条約締結後の日本

サンフランシスコ平和条約が結ばれた背景と,条約の内容,そしてこの条約によって日本はどういうことになったのかを教えてください。
進研ゼミからの回答

サンフランシスコ平和条約のおもな内容は,次のとおりです。

サンフランシスコ平和条約
[背景]冷たい戦争(冷戦:アメリカを中心とする資本主義諸国と,ソ連を中心とする社会主義諸国との対立)が激化し,中華人民共和国が成立する中で,アメリカは日本を西側陣営の一員にするため,日本との講和を急ぎました。
[いつ]1951年
[だれと]日本とアメリカやイギリスなどの連合国48か国
     (ソ連,ポーランド,チェコスロバキアは調印を拒否)
[内容]アメリカのサンフランシスコで調印された,日本に対する第二次世界大戦の講和条約。
    日本の首席全権は,吉田茂(よしだしげる)首相が務めました。
    同意されたおもな内容は,
     ・日本の独立を認める
     ・日本は朝鮮の独立を認め,台湾・南樺太(みなみからふと)・千島列島などを放棄する
     ・日本は南西諸島,小笠原諸島をアメリカの管理下に置くことを認めるなどでした。
[結果]これによって,第二次世界大戦が正式に終結し,敗戦後から続いていた連合国軍による日本の占領が終わりました。日本は独立国としての主権を回復し,自分で国を治めることができるようになったのです。

【ワンポイント

 サンフランシスコ平和条約と同時に,日米安全保障条約が結ばれました。
 この条約で,アメリカ軍が引き続き日本に駐留して軍事基地を使用することが認められました。

   ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

対日講和条約