高橋洋一教授、NHK「ネット受信料」の動き疑問視

嘉悦大の高橋洋一教授、NHK「ネット受信料」の動き疑問視「ずっとおいしいとこ取りをしたい感じに」

9/4(月) 20:10配信
中日スポーツ

嘉悦大の高橋洋一教授

　元内閣官房参与で、嘉悦大の高橋洋一教授が４日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルに新規投稿。ＮＨＫのネット配信の本来業務化の可能性に対して、疑問を呈した。

　先月末、ＮＨＫのインターネット業務の在り方を検討する総務省の有識者会議が報告書案を示した。地上波番組のネット配信をテレビ放送と同様の「本来業務」に格上げすべきとされ、スマホなどで視聴する人にも相応の費用負担を求めることが盛り込まれた。

　テレビを持っていて、受信契約済みの人に追加負担はないというが、この動きに対して、総務省時代に総務大臣補佐官を務めた高橋教授は「従来の映像受信機だけじゃなくて、スマホというのは時代の流れと言えば時代の流れ」としつつ、「ＮＨＫは受信料制度は守りたい。その中にスマホを取り込みたいという話だから、かなり世間の人とはずれる。えっ？って多くの国民に思われることを平気で言っている」と指摘した。

　さらに「受信料制度はなくしちゃって、みんなスクランブルでいい、が一番簡単」とし、「そうすると、それじゃあ公共放送にならないと。そこがＮＨＫの人といつも議論が合わない。結局ずっとおいしいとこ取りをしたい感じには私には見えた」という。世界各国の公共放送は「いろいろと広告収入を取りながらやって、あと政府の補助金とかを組み合わせてやっているのが普通」といい、「ずっと前と同じっていうのはないよな」とあきれ気味だった。

中日スポーツ