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炎帝

炎帝(読み)エンテイ

   炎帝 Yán dì

デジタル大辞泉の解説
1 中国で、をつかさどる神。太陽。《季
2 《火の徳によって王となったところから》中国古代の伝説上の帝王、神農氏のこと。

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百科事典マイペディアの解説
中国の伝説的な帝王。姜(きょう)姓の祖。神農と習合して炎帝神農氏と呼ばれ,火,竈(かまど),太陽などに関係づけられる。

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世界大百科事典 第2版の解説
中国太古の伝説的な帝王。もともと南方に位置しの季節をつかさどる観念的な神格であったと考えられる。五行思想で〈火〉にあたる位置にいるところから,三皇の一人,神農と結びつき,炎帝神農氏と呼ばれ,伏羲(ふくぎ)と黄帝の間に入る帝王として歴史化された。姓は姜(きよう)。母の女登は神竜に感じて彼を生み,人身にして牛首であったという。聖徳があって帝位につくと,に都を定め,耒(らい),耜(し)などの農具を明して穀物をうえることを人々に教え,市場の制度を創始するなどして民生の安定につとめた。