西夏
西夏(大夏)[1038〜1227]
中国宋の時代に北西部のタングート族が建てた国。西夏(せいか)。
(3)中国北西部に11―13世紀,タングート族が築いた西夏のこと。
③北宋の北西隣にタングートが建てた国1038〜1227
匈奴 (きようど) の赫連 (かくれん) 氏が陝西 (せんせい) ・甘粛 (かんしゆく) 地方に建てた国。北魏の太武帝に滅ぼされた。
通称は西夏。➡ 西夏
さらにその数百年後、チベット系タングート出身の李元昊(りげんこう)が興慶府(寧夏回族(ねいかかいぞく)自治区の銀川(ぎんせん))に建てた政権も、「大夏」と号した(1038~1227)。これは普通「西夏」とよばれる国家で、宋(そう)王朝の北西辺にあって東西貿易の利によって栄え、のちモンゴル勢力によって滅ぼされた。[小倉芳彦]