戦国の七雄
戦国の七雄
中国の戦国時代、互いに抗争した有力諸国。それぞれが王を称した。
戦国時代
古代中国の戦国時代に、中国を分割支配した七つの有力諸侯国を「戦国の七雄」という。一般に、韓/魏/趙/斉/燕/楚/秦の七国を言う。それ以外にも小国として魯、衛、宋などがあった。
戦国時代とは、一般に前403年に晋が韓・魏・趙の三国に分裂してからを、それ以前の春秋時代と区別する時代呼称としている。洛邑(洛陽)にはまだ周王室(東周)が残っていて権威は保っていたが、実質的には小諸侯にすぎなくなっていた。
これらの七雄はそれぞれ富国強兵策に努め、互いに争ったが、次第に最も西にあった秦が強大となった。他の6国は秦に対して、連合して対抗する合従(がっしょう)策をとるか、個別に協調する連衡(れんこう)策をとるかで論議し、外交交渉が活発に行われ、合従連衡が繰り返された。最終的には、前221年に、秦によって統一され、始皇帝の即位となる。