歴史・人名

ネアンデルタール人

約13万年前～3万年前にかけてヨーロッパや中東の各地にすんでいたとされる旧人の一種。この時代、地球は氷河期の真っ只中であった。そのため、ネアンデルタール人は極寒の気候と狩猟生活とにより、筋肉隆々のずんぐりとした体型であったといわれている。今までネアンデルタール人ら旧人は、そのまま新人へと進化していったといわれていた。しかし最近では、ネアンデルタール人を絶滅していった人種とみなす見方も出てきた。これは、ネアンデルタール人の容姿などがあまりにも現生人類とは異なり原始的だからである。また、ネアンデルタール人はクロマニヨン人の出現とともに姿を消したことから、より高度な文明をもった新人によって、旧人が滅ぼされたという説もある。