歴史・人名

テワカン

メキシコ中部,プエブラ州南東部の都市。メキシコ市の南東約 220km,東マドレ山脈南部山中のテワカン谷にあり,標高約 1700m。メキシコにおける最古のスペイン人入植地の一つで,1540年建設。現在周辺の農業地帯の中心地として,トウモロコシ,豆類,小麦,アルファルファ,オレンジ,ブドウ,ザクロ,家畜などを集散,加工するほか,ミネラル・ウォーターの生産で知られ,瓶詰にされた鉱泉水がメキシコ全土に出荷される。酒類製造も盛ん。近くに銀と鉛の鉱山がある。風光と気候に恵まれ,植民地時代の建物も保存されており,また近くには洞窟遺跡もあるため,観光・保養地としても知られる。人口 15万 5174 (1990推計) 。