歴史・人名

小早川隆景

小早川隆景(こばやかわ たかかげ) 1533~1597 
毛利氏 徳寿丸 又四郎 備中守 侍従 参議 権中納言
◇父:毛利元就 室:小早川美作守正平女 養子:小早川秀包(毛利元総)、秀秋(豊臣秀俊)
 安芸・毛利元就三男。1544年竹原小早川氏に養子に入り、1550年その総領家にあたる沼田小早川氏も嗣いで両小早川をまとめ上げた。小早川家の水軍力を活用して、主に四国や九州、山陽方面において各地を転戦活躍した。当主の兄隆元死後もその遺児輝元を助けて、毛利氏の為に力を尽くした。豊臣秀吉の朝鮮出兵にも水軍を率い参加奮戦し、帰国後、豊臣家五大老の一人となる。秀吉から受けた領地は、一度毛利本家に与えられてから隆景に封される形を取って、毛利氏の結束を示す配慮を怠らなかった。養子に秀吉の甥秀秋がなるが、これは秀吉が秀秋を本家毛利氏に養子に入れようとしている事を知って、主家を守るため自らに秀秋の養子を望んだものだという。