0o0dグッ

コーカンド政権

コーカンド政権
ヤクブ・ベク(1820~1877)
  阿古柏伯克。タジク族の出身。コーカンド汗国ピシュケントで生まれた。若くして楽士として放浪した。タシュケントの長官ナル・マホメド・ハーンに見いだされ、軍に入った。アク・メチェトに鎮し、1852年にはロシアのペロフスキーの軍をひとたび撃退した。翌年、再度の侵攻を防げず、タシュケントに逃れた。1864年、コーカンド汗国の衰亡に見切りをつけて、疆に入った。ウイグル人の叛乱に乗じてカシュガル地方を占領し、同治五年(1866)には東トルキスタンにイスラム国家を建設した。アクスを首都とした。露と貿易協定を結び、また英と条約を結んで修好した。光緒三年(1877)、左宗棠率いる軍に敗れて自殺した。

人物事典トップへもどる